草食系男子
優しくて、恋愛やセックスに消極的なタイプの男性、
という意味だそうです。
余談ですが、草食動物の性欲が弱いかと言えば
決してそんなことはありません。
中でも、あの可愛らしいウサギの性欲は半端ではありません。
一年中発情しています。
「プレイボーイ」のシンボルマークがウサギなのは、
そのためです。
草食系とは、要するに男性の中性化を指し示しているわけですが、
女性と対照の存在である男性が中性化すると、
男性と女性が引き合う力が弱くなってしまいます。
それは、単に恋愛やセックスにおける
不都合な事態というだけではなく、
人間の生きるエネルギーが少なくなっていくことに直結します。
生きるエネルギーの源は、喜びです。
では喜びの源は何かと言えば、それは欲望です。
欲望が大きいほど喜びは大きいのです。
欲望が大きいから、それを達成した時の大きな喜び
というご褒美のために、
全身全霊をかけて目標に向かっていくことができるのです。
しかし今、草食系男子なる言葉が象徴するように、
欲望をむき出しにしてガツガツと頑張ることが、
ダサいとかカッコ悪いことのような、
冷めた空気が日本を覆っているように思えます。
修行僧が「空」や「無」の境地に至るのなら話は別ですが、
何も悟ってはいないのに何かを悟ったかのような
ポーズをとることの方が、ダサくてカッコ悪いことなのです。
そもそも人間の欲望とは、弱くなったり、薄まったり、
ましてやなくなったりするものではありません。
心の中にはちゃんと欲望があります。
恋愛やセックスに消極的な草食系男子は、
欲望が弱いのではなく、ただ自分が傷つくことを恐れて、
欲望を封印しているだけなのではないでしょうか。
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