ゴルフのけが、故障の特徴 - 横浜市で腰痛 坐骨神経痛解消の整骨院

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腰痛・肩こり・頭痛コラム

ゴルフのけが、故障の特徴

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ゴルフのけが・故障の特徴

ゴルフの国内の競技人口は約1300万人といわれ、老若男女を問わず楽しめるスポーツです。激しい動きを伴わないために生涯スポーツとして続けることが可能で、ハンディキャップやコース選択などに配慮することで年齢差、性差、実力差があっても一緒にプレーができます。それだけにゴルファーの年齢層は幅が広く、体力・技術力にも個人差が大きいとされています。また、ゴルフのスイングは下半身を固定させた状態で上半身を旋回させるために、誤ったフォームや無理な力みがけがや故障のもととなってしまいます。このためプロゴルファーや上級者と初級・中級者とでは、故障の出る部位にも違いが見られます。

部位別に見る主なけが・故障

首:頸椎椎間板ヘルニア

椎間板は、髄核を守ると同時に上下の椎骨をしっかりとつなぐ役割があり、髄核は線維輪で囲まれています。線維輪は年齢とともに弾力性を失い次第に硬直化して、激しい運動や不自然な姿勢を長時間続けていると、少しずつ裂けてしまい、その結果、線維輪の亀裂から髄核が飛び出して神経を圧迫します。椎間板ヘルニアは頸部、胸部、腰部のいずれにも起こる可能性がありますが、最も多いのは腰部です。また、年代は、椎間板を保護する(脊椎深部筋力)体幹筋力の低下する40代をピークに発症します。

繊維輪とは?

ゼラチン様の髄核を包む多層の線維状組織で、背骨を守るクッションの役割をはたす。

髄核とは?
椎間板の中央に位置し、コラーゲンとゼラチン質から形成され豊富に水分を含んだ柔らかい核。
ゴルフのスイングでは、首はボールを見るため固定され、肩は旋回運動をしますので、首の椎間板にダメージが起こりやすくなります。症状は、首の痛みやこりで運動が制限されます。また、肩甲周辺の痛みや上肢への痛み、しびれなど神経根炎を引き起こしたりします。まひ(神経症状)が上肢・下肢あるいは体幹に広がると、箸が使いにくい、ボタンがけがしにくい、階段を降りるとき手すりが必要、走れないなどの脊髄症状が起こることもあります。さらに頻尿、尿が出にくいなどの症状が加わることもあります。
レントゲン検査では異常が認められないことが多く、MRI検査で椎間板の変性度、圧迫程度、髄核の脱出状態などを調べます。
治療はまず、頸部の安静を保ち、頸部の後屈を避けます。日常生活においてはまくらの高さに注意し、首の弯曲に合ったまくらを使うのが効果的です。
治療により症状が改善したからといって、すぐにゴルフを再開するかは注意が必要です。

肩:肩関節周囲炎

中高年ゴルファーの体の悩みの定番のひとつに、いわゆる五十肩があります。五十肩は肩腱板(上腕骨頭を覆っている4つの筋肉群)損傷を伴うことが多く、運動不足あるいは練習のやり過ぎに伴う筋力の低下、機能低下と肩の柔軟性が失われることが主な原因です。

肩関節周囲炎の予防のためには、肩の柔軟性を高めることと腱板機能強化(4つの筋肉の筋力強化)がポイントです。ゴルフをプレーする前には、肩も十分にストレッチしましょう。また、日常的に練習場に通うことは、ゴルフスイングによって肩の柔軟性と肩周辺の筋力を鍛えることにもつながります。

ストレッチングの例
  1. 頭の後ろで手を組む。この時、手は頭にはつけずに離す。
  2. この姿勢から右方向へ肘を引く。右方向へ引くことで、左側の肩甲骨と肩のストレッチになる。
  3. 同様に、左方向ヘ肘を引く。右側のストレッチになる。
  4. 左右10回ずつ繰り返す。

肘の障害・ゴルフエルボー(上腕骨内側上顆炎・じょうわんこつないじょうかえん)

肘の痛みを訴えるゴルファーは多く、テイクバックからインパクトにかけての打ち込みや地面をたたきつけた時には、肘に負担がかかります。肘の内側の部分(上腕骨内側上顆)には指や手関節を曲げる筋肉(屈筋)が付いていて、その筋肉に負担がかかることで肘の内側の部分(上腕骨内側上顆)に炎症がおこり、これを上腕骨内側上顆炎といい、ゴルフエルボー、フォアハンドテニスエルボーともいわれます。
症状は、運動中あるいは運動後の肘関節内側部の痛みとその部分を押したときに感じる痛みです。ゴルフの場合、左腕に力が入っていれば左側に、右腕に力が入っていれば右側に生じます。
診察では、肘関節の内側を押して痛みが生じるか、また、手首を手のひら側に曲げる筋肉にも痛みがあるかをみます。レントゲン検査では特徴的な変化は見られないことが多いのですが、MRIを使うと肘の内側に異常が見られることがあります。
治療は、ゴルフを一次中止し、出来る限り握力・屈筋筋力強化、ストレッチを指導します。完治までは3~6ヶ月を要するとされていますので、根気よく無理をせずに治療を続けることが大切です。
予防・再発防止策として、次が挙げられます。

  1. 痛みがある間は、なるべくゴルフを休み安静にし、重い荷物を持たないようにする。
  2. ダンベルなどで痛みが出ない程度に手首を掌屈、背屈させる運動をし、筋肉を鍛える。
  3. なるべくアップダウンの少ないコースを選ぶ。
  4. 正しいスイングを身につけ、なるべく芝の上で練習するかティーアップしたボールを打つ。

腰:腰部捻挫・腰椎椎間板ヘルニア・腰痛症

腰部捻挫 ゴルフのスイング時に起きることが多く、急激な腰の痛みを生じます(いわゆるぎっくり腰)。原因は無理な力が加わって筋肉や腰椎と腰椎をつないでいる靱帯が断裂、あるいは関節に負荷が加わることで起きます。
症状:急性期では激しい腰痛で、動くことが困難になります。重症な時には局所に腫脹や圧痛や内出血を認めることもあります。
診断:レントゲン検査では、異常を認めませんが、MRIでは障害部位に一致する筋肉や靭帯などの軟部組織にT2強調画像で高輝度像が見られることがあります。
治療:急性期には安静が第一で、痛みが落ち着いてからは温めて血行を良くしたり、寒い季節ならカイロを使うのも良いでしょう。また慢性期には腹筋や背筋の強化やストレッチングを行います。
腰椎椎間板ヘルニア 急性・慢性的な外力により、腰椎と腰椎の間にあって、衝撃を吸収する役目を持った椎間板が後方に突出して、その部分を走っている神経を圧迫したものが腰椎椎間板ヘルニアです。
症状:激しい腰背部痛と下肢痛で、ほとんど動けなくなります。また足へ行く神経を刺激すると、足の感覚異常や痛み、筋力低下が起きることがあります(坐骨神経痛)。
診断:レントゲン検査ではわからないことが多く、MRI検査で突出した椎間板を見つけることが大切です。場合によっては脊髄に造影剤を注入する脊髄造影検査が必要になります。
治療:原則として急性期には安静。少し落ち着いたら、体幹筋力のバランス強化運動。ゴルフへの復帰にはしっかりとしたリハビリテーションが必要です。
いわゆる「腰痛症」 いわゆる腰痛症は腰痛症状が主で、下肢の痛みやしびれ、脱力感などが無く、レントゲン写真でも特別な異常がないものをいいます。原因としては急性・慢性のストレスにより、筋肉、筋膜、靱帯などの炎症がおきたり、慢性的な筋肉の疲労、緊張状態の持続、血流の障害などから体幹筋肉に機能障害が発生するためと考えられます。
治療:腰痛症はスポーツ選手やスポーツ愛好家の60%以上が経験するといわれています。一般的な治療は、安静、もっとも大切なのは、腹筋、背筋のバランス強化です。十分なストレッチと背筋力を上手に鍛えてください。

日本では、プレー後に入浴するという習慣がありますが、入浴には疲れた筋肉をほぐし、血行をよくして疲労物質を取り除くという効果があります。ですからプレー後にゆっくりと湯船に浸かるというのは大変良いことです。ただし急激な腰痛が発生してしまった時には逆効果で、この場合には冷水や氷で冷やす必要があります。慢性的な痛みや筋肉疲労には温めることが効果的で、急性の痛みには冷やすこと(アイシング)が大切だということは、色々な怪我や病気に応用できますので、ぜひ覚えておいて下さい。

膝:膝関節炎

アマチュアゴルファーには、日頃の運動不足など足腰が弱っている人も少なくありません。ゴルフコースのようにアップダウンが多く、歩く距離の長いスポーツは、運動不足や筋力の低下している方には膝に負担がかかります。また膝関節にはスウィング時にかかる負担も大きく膝関節炎などを起こす例も少なくありません。膝関節炎は、しばしば慢性関節炎に移行し関節水症(膝に水がたまる)に悩まされるケースが多いようです。
原因としては加齢による大腿四頭筋の衰えから半月板・関節軟骨に負担がかかったり、肥満も加わり、関節の炎症が慢性的に続き、水が溜まります。そのほか、捻挫や打撲等直接に外力を受けることによる急性の関節炎の二通りがあります。
治療の原則は、膝を護る筋力の強化です。シューズのアーチサポート・クッションの工夫が必要です。(m3.comより)

当院の施術は、生理学的根拠のもとで医学会で認められた施術です。

頸椎椎間板ヘルニア、腰椎椎間板ヘルニア、ゴルファー肘、急性腰痛(ギックリ腰)、腰痛症膝痛症

個人差はあるものの急性期の早期の改善解消や慢性期のいつまでもある症状の改善解消に効果をだします。

詳しくは、このブログの「よくある質問」を見てください。

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