アドレナリン - 横浜市で腰痛 坐骨神経痛解消の整骨院

あおぞら整骨院

cloud/sun副腎髄質ホルモン アドレナリン(闘争か逃走かのホルモン) 神経伝達物質を転載します。

副腎髄質より分泌されるホルモンであり、また、神経節や脳神経系における神経伝達物質でもある。

作用

交感神経が興奮した状態、すなわち「闘争か逃走か (fight-or-flight)」のホルモンと呼ばれる。動物が敵から身を守る、あるいは獲物を捕食する必要にせまられるなどといった状態に相当するストレス応答を、全身の器官に引き起こす。

  • 運動器官への血液供給増大を引き起こす反応
    • 心筋収縮力の上昇
    • 心、肝、骨格筋の血管拡張
    • 皮膚、粘膜の血管収縮
    • 消化管運動低下
  • 呼吸におけるガス交換効率の上昇を引き起こす反応
    • 気管支平滑筋弛緩
  • 感覚器官の感度を上げる反応
    • 瞳孔散大
  • 痛覚の麻痺
  • 勃起不全

興奮すると分泌されるため、例えば喧嘩になった時に分泌され、血まみれや骨折の状態になっても全く痛みを感じないケースもある。

医薬品としてのアドレナリン

アドレナリンは心停止時に用いたり、アナフィラキシーショックや敗血症に対する血管収縮薬や、気管支喘息発作時の気管支拡張薬として用いられる。有害反応には、動悸、心悸亢進、不安、頭痛、振戦、高血圧などがある。

心停止の4つの病態、すなわち心室細動、無脈性心室頻拍、心静止、無脈性電気活動のいずれに対してもアドレナリンは第1選択として長く使用されてきたが、近年ではバソプレシンが救命率、生存退院率が共に上回ることが証明されバソプレシンに第1選択の座を譲りつつある。静脈内投与の場合、初回投与量は1mgである。血中半減期は3分から5分なので、3分から5分おきに1mgを繰り返し投与する。

また局所麻酔剤に10万分の1程度添加して、麻酔時間の延長、局所麻酔剤中毒の予防、手術時出血の抑制を図ることもある。

代謝はまずモノアミン酸化酵素によって酸化(脱アミノ化)され、最終的にはバニリルマンデル酸として尿中に排泄される。

商品名として「エピスタ」「ボスミン」「エピペン」がある。

併用禁忌

  • カフェイン(カフェイン飲料・製剤) - 相互に作用を増強させ、心臓に負荷をかける。突然死の原因につながることもある。
  • タバコ(喫煙) - 相互に作用を増強、精神活動を賦活、錯乱を招く恐れがある。
  • 血管拡張作用のある薬 - 血管収縮作用を減弱させ、相互に効力を弱める。
  • ブチロフェノン系、フェノチアジン系薬等(α遮断作用のある薬) - アドレナリンの作用を逆転させ、急激な血圧降下を起こす。

アドレナリンと疾患

褐色細胞腫は副腎腫瘍の一つであり、多量のカテコールアミンが分泌される疾患である。

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