手根管症候群
手根管症候群
http://aozora-youtsu.com/2009/10/post-4dfd.html
手根管症候群に対する一般的な捉え方は、この組織が骨線維性の管であり、又、手根管の隙間を通っていることからこの組織の狭窄が起きれば外科手術でここを広げるしかないと考えられていますが、この組織の狭窄理由を考えればその根本的理由は筋肉や神経の状態であることは自明の理です。
なぜならばこの手根管は手根骨と屈筋支帯の間にある組織でこの組織が狭くなるのはこの屈筋支帯の圧迫から始まるからです。
決してこの手根管がかってに小さくなったり、狭くなったりしたのではないからです。
もし自律的な働きによる組織の縮小が原因であるならば、ほとんどの老人はこれを発症させることになります。
しかし現実はそうではありません。
基本的には、この屈筋支帯の圧迫がなければ発症しないのです。
屈筋支帯は言うまでもなく靭帯です。
靭帯は骨をつないでいますが、筋肉に守られている組織でもあります。
従って、筋肉が守れなくなると、靭帯はあたかも骨にもたれかかるようになり、それが手根管狭窄を誘発します。
この筋肉劣化の原因が、神経レベル低下です。
そしてそれを呼んだのが、胸郭での腕神経叢の圧迫なのです。
それゆえ多くの場合、胸郭出口症候群と手根管は合併しているか、もしくは合併の可能性が高いのです。
従って、手根管の施術は胸郭出口の施術と実質的に一体となります。
手根管症候群は進行性疾患です
手根管症候群も胸郭出口症候群も進行性疾患であり、施術に至るプロセスは段階を踏まねばなりません。
改善、安定固定、改善、安定固定、と言うように段階的に症状ステージを下げていきます。
そのため、この疾患の施術はある程度の日柄を要します。
「症例1」
60代男性 自営業(前かがみで手を使う仕事) 猫背
首肩の張りは慢性化し、最近では特に両手指が曲がったままで強く握れないし、伸びきれない。朝が特に腕がだるく、手指がしびれる。整形外科で「手根管症候群」ということで通っていたがなかなか改善しないので当院に来院。
「このままでは仕事ができなくなる」と言う事で
週に3回から2回の施術で3ヶ月で改善
「症例2」
30代女性 会社員(ガラスの検査の仕事) 少し太り気味 乳房大 猫背
朝が特に両腕がだるく、両手指がしびれこわばる感じではばったい、首肩は慢性肩凝りで辛い。最近は日中もしびれが手指にあり、はばったい、腕もだるく辛いということで来院。
「辛いので何とかして欲しい」と言う事で
当初毎日の施術を一週間、約二週目から一日おきから週に2回で2ヶ月で改善
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