石川啄木の歌って、好きなんです - 横浜市で腰痛 坐骨神経痛解消の整骨院

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腰痛・肩こり・頭痛コラム

石川啄木の歌って、好きなんです

『きしきしと
       寒さに 踏めば 板軋む

     かへりの 廊下の
          不意のくちづけ』



   冬になると、この歌を思い出します。

    石川啄木の釧路時代の歌です。

 
  
  こんにちは。

   藤村正宏です。

  



  今日のBGMはビル・エバンスのピアノです。
  
  どうしてかというとね、
   本文とちょっとつながりがあるからです。




   12月、師走




  ビル・エバンスの

   みずみずしいピアノの演奏



   『マイ・フーリッシュ・ハート』

      愚かなり我が心



        をBGMにおおくりします。

◆ 石川啄木の歌って、好きなんです
______________________________



 石川啄木は、ボクの故郷、釧路に住んでいたことがあります。



 彼は明治40年5月から翌年4月まで

   北海道で暮らしていていました。


   函館、小樽、釧路、函館と

    何度も転居を繰り返していますが


 明治41年1月、小樽に母と妻子を残したまま
  単身、やってきた釧路で、



 運命の女性と出会い、恋に落ちます。



  相手は芸者「小奴」



 この女性との出会いが
 
 数々の名作を生み出します。




  『きしきしと
       寒さに 踏めば 板軋む

     かへりの 廊下の
          不意のくちづけ』





  『やはらかに
    積もれる雪に熱てる頬を 

   埋むるごとき 
     恋してみたし』





  『小奴といひし女のやはらかき

   耳朶なども
    忘れがたかり』





  『よりそひて
    深夜の雪の中に立つ

   女の右手のあたたかさかな』






  『死にたくはないかと言へば

    これ見よと
     咽喉の痍を見せし女かな』





  『かなしきは

   かの白玉のごとくなる腕に残せし
   キスの痕かな』





  『一輪の 赤き薔薇の花をみて

   火の息すなる
     唇をこそ思へ』





  『酔ひてわがうつむく時も
     水ほしと眼ひらく時も

   呼びし名なりけり』






  『葡萄色の
    古き手帳にのこりたる

   かの会合の時と処かな』







  『わが室に 女泣きしを
    小説のなかの事かと
    
   おもひ出づる日』






  美しいです・・・

  悲恋です・・・

  絶望的な恋に落ちる・・・







  石川啄木っていう人は


   人間的には、かなり問題を抱えた
   ある意味 破綻していた人でした。



   返す当てもない借金はするし
  
   妻子がある身で、恋に落ちるし

   自分勝手な行動ばかりだし




  周りにいたら、完全に迷惑なタイプの人だったろう。


  
  大抵の場合

   女性たちは、傷つき
   友人たちも、愛想をつかす





  でも、そんな彼の歌は
    やっぱり、美しいです。



 
  人間の存在の素晴らしさ・・・

   それゆえの悲しさ


  どうしようもない、人間の性(さが)が
  短い歌というフィルターを通すことで


  切ないほど美しく、世界にこぼれおちる。

    
  宝石のような輝きではなく
    繊細な雪の結晶のような美しさで・・・



  
  実際ボクたちは、



   あるときには善人になったり、
   別のときには悪人になったりする。


   利他的になったり
   利己的になったりします。


   大きな志や理念をかかげているけど
   大きな下心ももっている。


   無我の境地になることもあれば
   強欲な心をもつこともある。


   ポジティブになることもあれば
   めちゃくちゃ落ち込むこともある。




  でも、それもすべて含めて

   人間なんですよね。

  人間だから、しょうがないことです。

  
  
  
  
  だから、自分を責めることないんです。



  しょうがない。
  
  それが自然です。





  いち時期、石川啄木に傾倒したことがある。

 
  というか、突然の恋のように、

  心を奪われた・・・
    どうしようもなく惹かれた時期があった。


  
  ボクは人間の、そういった
   強さと弱さのことを思いつづけた。

  
  短い歌だけで、深いことまで考えさせる
   やっぱり天才なんだろうなと思う。




  彼は、26歳という若さで逝ってしまいました。
   生きているうちには、とうとう認められなかった。


 
  そういうところも、「天才」の匂いがするな~
 



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 【今回のひとこと】


  「さいはての駅に下り立ち
   
     雪あかり

    さびしき町にあゆみ入りにき」



  石川啄木が最初に釧路に来たときに詠んだ歌。

  さいはて・・・だったんだ~

  ・・・ま、たしかにな・・・

 ビル・エバンスも、人間的には
  かなり問題のある自我を抱えていた人だったわけです。


  でも、彼の残した演奏は
  間違いなく、音楽の歴史に残るほど、素晴らしいです。

  今でも、宝石のように美しく輝いています。

  というようなことを考えつつ・・・
 


 ではでは、あなたも ステキな日々を!


   Good Day! 


    Don’t Forget 
         Your Smile !




  あなたの魂が圧倒的に輝き

  あなたと・・・
    あなたの大切なひとたちが、

  しあわせになることを

  心から祈っています


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