病院転々、やっと「胸郭出口症候群」手肩のしびれ
一般医療ニュースから(m3.comより)
病院転々、やっと「胸郭出口症候群」 手肩のしびれ/1 あなたの処方せん/15
2010年10月25日 提供:毎日新聞社
あなたの処方せん:/15 手肩のしびれ/1 病院転々、やっと「胸郭出口症候群」
肩やひじから手の指先に慢性的なしびれや痛みが生じる「胸郭出口症候群」。首から肩の部分の神経や血管が肋骨(ろっこつ)などで圧迫されて起こるのが原因だが、病名が知られていない上、他の疾患と間違われやすく、適切な治療を受けられないケースが多い。しかし、国内には1000人に1人程度の割合でいるとの見方をする専門家もいる。
大阪府に住む学校給食調理員の女性(40)は昨年2月、両手の指先から肩にかけて強い痛みとしびれを感じるようになった。消炎鎮痛薬を服用し、夏休みになって、豊中市の病院を受診すると「頸椎(けいつい)ヘルニア」と診断され、首のけん引を勧められた。だが症状は改善しない。休職し、隣接する吹田市の病院に行くと、「すぐに治る」と医師から痛み止めの注射をされたが良くならなかった。
この間、筋力も低下し、500ミリリットルのペットボトルの水を持ち上げることもできなくなっていた。MRI(磁気共鳴画像化装置)で首を調べたり、血液を検査しても異常は見つからない。医師を再度受診すると「気にしすぎだ。あなたは精神的に弱すぎる」と精神安定剤を処方された。
医師の言葉に傷つきながら守口市の病院に行き、初めて医師から「胸郭出口症候群」と診断された。しかし、「今やっているリハビリを頑張ってください」と言われただけ。
女性は「行く病院それぞれで診断も違うし、治るまでの見通しの説明もなくつらかった」と振り返る。
インターネットで調べて、今年4月、胸郭出口症候群の患者を多く治療している関西医科大滝井病院(守口市)の齋藤貴徳教授を知り、受診した。その後、10月に筋肉の一部を移動する手術を受け、ようやくしびれ、痛みがなくなったという。(高野聡が担当します)=つづく
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■胸郭出口症候群の主な症状
・手指や腕の痛み
・手指や腕のしびれ
・首や肩の痛み
・脱力感
・疲れやすい
・感覚が鈍くなる
・握力低下
[あおぞら整骨院]
胸郭出口症候群
どちらかが強く症状が出ますが両方の手指腕肩に出るのが特徴です。
進行すると、手根管症候群を併発します。
思い当たる方は早目に来院ください。
治せます。
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