胸郭出口症候群/体形や職業との関係 手肩のしびれ/一般医療ニュースから
胸郭出口症候群/一般医療ニュース/m3.comより/あおぞら整骨院による胸郭出口症候群
体形や職業との関係 手肩のしびれ/3 あなたの処方せん/17
2010年10月27日 提供:毎日新聞社
あなたの処方せん:/17 手肩のしびれ/3 体形や職業との関係
周囲からは異常が分かりづらいため、患者本人が手肩の不調を訴えているだけと思われがちな胸郭出口症候群。体形的には、なで肩の女性や筋骨隆々タイプの男性、職業的には大工や自動車修理工など両腕を上にあげての作業や、運搬業のように重い物を持ち上げる作業が多い場合になりやすいという。
同症候群治療のため7月に関西医大滝井病院(大阪府守口市)で手術を受けた岐阜県下呂市の介護福祉士の中川隆之さん(38)はたくましい体つき。仕事で車椅子のお年寄りを入浴のために両手で持ち上げることが多いほか、子供のころから続けている和太鼓やスポーツ全般を趣味にしている。
中川さんは「骨格を調べると、右側の鎖骨と第1肋骨(ろっこつ)の間隔が狭いと言われた。運動や重労働を続けて筋肉が発達したことが、骨格の成長とも関係しているのかもしれない」と話す。
やはり同症候群の大阪府の学校給食調理員の女性(40)は、なで肩の体形だ。同病院の齋藤貴徳教授は「肩甲骨の筋肉が弱いことや調理で重い鍋を移動させる作業を繰り返したことが一因かもしれない」と指摘する。
大阪府の会社員の男性(28)は05年に発症した。当時は高知県で車で営業をしており、長時間運転し、商品などを運んでいた。スリムな体形で肩幅もほっそりしている。齋藤教授は「体形に加え長時間ハンドルを握る姿勢を続けたことや重い物を運んだ仕事が発症に関係しているのではないか」と話す。
職業に就いたばかりの若い人に発症例が多いのも特徴だ。多くの症例を手術した高木克公・熊本大名誉教授は「活動性の高い30~40代に患者が多い」と指摘している。=つづく
[あおぞら整骨院]
胸郭出口症候群
胸郭出口症候群は上肢に抜ける神経の出口が小胸筋の硬縮により阻害され、それがために上肢に強い脱力と痺れを発する症状。
(現代医学的鍼灸治療より)
胸郭出口症候群の特徴
程度の差はあるがほぼ同時に両上肢に症状が出る。中期以降、多くの場合、手根管症候群を合併する。
胸郭出口症候群のなりやすい人
女性、猫背、なで肩、いかり肩、前かがみでの作業の多い方。
胸郭出口症候群は何故なるのか
発症の引き金は小胸筋の硬縮です。女性は乳房が存在しますので、ある年齢になるとそれが小胸筋に継続的な等尺圧をかけるようになります。猫背、なで肩、いかり肩の体型の方は圧迫度が大きくなり、その結果、いったん硬縮すると小胸筋の休まる姿勢がなくなります。
胸郭出口症候群の症状
程度の差は多少あるものの、両上肢にほぼ同時に症状がでます。最初は強い慢性の肩凝りから始まり、次に両腕のだるさ、最後に両手掌のしびれ、痛みです。この時点で、かなり握力が低下してます。この症状は進行性のもので、中期以降になると多くの場合、手根管症候群を合併します。
胸郭出口症候群の施術
小胸筋の硬縮の解消に伴う胸郭出口の確保に見合うように、腕神経叢の賦活をはかる。
筋整復法による。
胸郭出口症候群と間違いやすい疾患
頸椎症http://aozora-youtsu.com/2009/08/post1771.html,http://aozora-youtsu.com/2009/08/post-0630.html
頸椎椎間板ヘルニアhttp://aozora-youtsu.com/2009/07/post37e1.html
斜角筋症候群http://aozora-youtsu.com/2009/08/post-b964.html
初期の関節リウマチ ‐ 両方の手の朝の手指のこわばりは似てますが、関節の痛みと腫れと熱感をリウマチの場合は伴うので、関節リウマチの心配な方はリウマチ科か整形外科で検査をしてもらうとよいでしょう。
あくまでも、頸椎に問題がある訳ではありません。
胸郭出口症候群の臨床的見解
男性にも、前かがみで常に手腕に負担がかかる作業をしている方でありましたが、ほとんど女性で介護で介護者を抱えることが多いとか、乳児を母乳で育てているお母さんが特に多いです。
特に朝の起床時の両腕のだるさや腕の痛み、手のひらから指の痺れ、手指が強く握れないなど。
最近、パソコンや携帯など前かがみの姿勢になり易く、猫背の姿勢の方が多く、その為か慢性の肩凝りを有している方が多いのも現状だ。
胸郭出口症候群と他疾患の合併
斜角筋症候群は特にその傾向があります。肥満ぎみの人や急にウエストが太くなった人は斜角筋症候群になりやすいのですが、そういう人は猫背の方が多いからです。斜角筋症候群は肋間筋の筋機能低下、つまり筋肉が下がり斜角筋が牽引されて起こるのですが、胸郭出口にも多かれ少なかれ影響します。ただ問題がある所は違うので段階的に治療していきます。
問題のある所は、斜角筋症候群は肋間筋と前鋸筋、胸郭出口症候群では小胸筋です。
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