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肌の乾燥?だと思ったら「乾癬」(かんせん)/一般医療ニュース

乾癬/一般医療ニュース(m3.comより)/あおぞら整骨院

完治難しい「乾癬」 肌の乾燥/4 あなたの処方箋/76

2011年1月27日   提供:毎日新聞社

あなたの処方箋:/76 肌の乾燥/4 完治難しい「乾癬」

 ただの乾燥肌と思っていたら、実は難治性の皮膚病ということもある。

 東京都杉並区の大蔵由美さん(52)は中学生のころ腕に湿疹に似た炎症ができ、頭のふけのように皮膚がめくれ始めた。「乾燥して肌が荒れたのか」と思ったが、受診すると「乾癬(かんせん)」という病気だった。

 乾癬は表皮が通常の10倍以上の速さで次々と入れ替わる病気で、皮膚が赤く盛り上がり、角質がかさぶた状に厚くなってはがれ落ちる。国内には20万~30万人の患者がいるとみられるが、原因はまだはっきり解明されておらず、完治が難しいとされる。

 患者の大半は皮膚症状やかゆみが中心の「尋常性乾癬」だが、進行すると全身の関節に炎症や変形が起きて関節リウマチに似た症状が出る「関節症性乾癬」になることがある。

 大蔵さんも初めは炎症の部分が小さく塗り薬で対処していたが、発症から十数年後に突然、全身に広がり、関節の激痛に襲われ職場で倒れた。1年ほど寝たきりになり、仕事を辞めて治療に専念する中で出合ったのが、患者会「東京乾癬の会P―PAT」だった。

 患者会は全国に14団体あり、専門医と連携した治療情報の勉強会や患者同士の交流、温泉ツアーなどの活動を行っている。乾癬は認知度が低く、専門医や治療に関する情報が少ない。感染する病気ではないが周囲の誤解も多く、一人で悩みを抱え込みがちだ。大蔵さんは「根治が難しいので仲間は大切。一緒に頑張りましょう」と参加を呼びかけている。

 各地の患者会についての問い合わせは日本乾癬患者連合会(電話011・303・9912)

乾癬治療、相次ぐ新薬承認 肌の乾燥/5止 あなたの処方箋/77

2011年1月28日   提供:毎日新聞社

あなたの処方箋:/77 肌の乾燥/5止 乾癬治療、相次ぐ新薬承認

 乾燥肌と思っていたが難治性の皮膚病・関節症性乾癬(かんせん)だった大蔵由美さん(52)に昨年1月、朗報が届いた。欧米で治療実績を上げている新薬「レミケード」と「ヒュミラ」が日本で承認されたのだ。

 乾癬治療にはこれまでステロイドやビタミンD3誘導体などの塗り薬のほか、「シクロスポリン」「エトレチナート」などの飲み薬、紫外線を当てる光線療法があった。専門医によると、患者の多くは塗り薬だけで症状を抑えられるが、どれもあまり効果が得られないという人も少なくない。

 大蔵さんも約20年間あらゆる治療法を試したものの効果は乏しく、再発に悩まされてきた。しかし新薬を試すと、その日から関節の痛みが消えた。足の指が痛むため緩いサンダルしか履けなかったが、あまりのうれしさに、病院の帰り道でおしゃれなブーツを買った。全身の皮膚症状もほどなく治まった。「あきらめずに治療してきて良かった。人生が変わった」

 二つの新薬はいずれも、乾癬の発症に深くかかわるとみられる体内物質の働きをブロックする機能がある。レミケードは2カ月に1回点滴で投与し、ヒュミラは2週間に1回皮下注射する。肺炎や結核など重篤な副作用が表れることもあり、日本皮膚科学会が認めた約470の医療機関でしか投与できない。患者側にも従来の治療では不十分なことなど一定の条件があり、事前検査や投薬後の定期検査も必要だ。

 日本乾癬学会によると、両剤の利用は約1年間で1750例まで広がった。10例以上の実績がある社会保険中央総合病院(東京都新宿区)の鳥居秀嗣皮膚科部長は「現在までに大きな副作用の例はなく、治療効果は高い。ただし根治するわけではなく、あくまで症状を抑える薬。検査などを含め費用は高く、期間や間隔を患者に合わせて調整しなければならないため、医師とよく話し合うことが必要だ」と話す。

 今年になって別の新薬も承認され、治療の選択肢はさらに広がりそうだ。

[あおぞら整骨院]

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