副鼻腔炎(蓄膿症)/一般医療ニュース
花粉症などとの合併が増加 蓄のう症/1 あなたの処方箋/102
2011年3月7日 提供:毎日新聞社
あなたの処方箋:/102 蓄のう症/1 花粉症などとの合併が増加
横浜市内に住む会社員の女性(35)は今年1月、インフルエンザを発症した際、ひどい鼻づまりに悩まされた。鼻汁やたんは濃い黄色で、医師は「急性副鼻腔(びくう)炎(蓄のう症)を併発」と診断。女性は「常に不快なにおいを感じ、食べ物の味もいつもと違った」と振り返る。インフルエンザの回復とともに鼻の症状も消えた。
鼻の周りには、副鼻腔と呼ばれる大小の空洞がある。蓄のう症は、空洞の内側を覆う粘膜に炎症が生じた状態で、正式には副鼻腔炎と呼ばれる。代表的な症状は、鼻づまりや黄色や緑色の粘り気の強い鼻汁、のどの後方にたんが下がってくるような感覚だ。「蓄膿(ちくのう)」の名の通り、空洞に膿(うみ)がたまるため、臭気を発したり、うみが骨を圧迫し、頭や鼻の付け根、ほお、目などに痛みを感じることも多い。1カ月以内に症状が消える急性の症状を繰り返すうちに慢性に移行する。
鼻は、吸い込んだ空気を温めて加湿し、空気中のほこりを取り除く機能を果たす。鼻や空洞の内部を覆う粘膜の表面には繊毛があり、ほこりを吸着した鼻汁をベルトコンベヤーのように少しずつ送り出し体外に排出する。
八尾和雄・神奈川歯科大教授(耳鼻咽喉(いんこう)科学)によると、風邪などで粘膜が腫れると繊毛機能が低下し、鼻汁が排出されずにたまる。そこに外部から混入した細菌が感染・増殖し、鼻汁がうみになる。粘膜の腫れやうみで、空洞と鼻をつなぐ穴(自然口)がふさがると空気が通らなくなり、慢性化する。八尾教授は「生活環境や栄養状態の向上で免疫力が高まり、風邪などに続いて起こる単純な蓄のう症は減った一方、花粉症などのアレルギー性鼻炎と合併して発症する人が増えている」と指摘する。
(m3.comより)
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