15年前はガン告知はタブー、今は告知は当たり前/一般医療ニュース - 横浜市で腰痛 坐骨神経痛解消の整骨院

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15年前はガン告知はタブー、今は告知は当たり前/一般医療ニュース

緩和医療医・大津秀一さんインタビュー全文(6)残された時間で、どう生きたいか

2011年3月1日   提供:読売新聞

 --大津さんの著書「死ぬときに後悔すること25」に、精神分析学者フランクルの「どれだけ長く生きたかはどうでもいいことで、人生の質や意味には関係ない」という趣旨の言葉が書かれています。それを実感した体験はありますか。

 大津 ええ、あります。10代、20代でも、すごく安らかな顔で、「先生、いい人生でした」と言って逝かれる方がいます。「僕は幸せです。後悔はありません」と言い残していった25歳の青年もいました。人間の底知れない強さを感じます。一方で、高齢になっても「人生、不幸ばかりだった」と言って亡くなる方もいます。

 --「私の中のあなた」という洋画があります。白血病の娘を救おうと、彼女に骨髄提供するためにもう一人、娘を産んだ母親の話です。10代になった上の娘は、妹からの骨髄提供を拒否して、逍遥として死を受け入れます。10代でもこのような心境になれるのか、と印象に残りました。

 大津 生まれながらに難病の総胆管拡張症があり、20代半ばで末期の胆管がんになった青年がいました。僕が会った時には、ホスピスで淡々と生活していた。「前の病院では治療の連続で苦しかったけれど、ここではみんな優しくしてくれて幸せです」と言うのです。最期の日まで安らかでした。誰よりも深く人生や死について考えたのでないでしょうか。

 骨肉腫のため14歳で亡くなった猿渡瞳さんは、生前の弁論大会で「病気になって、生きることが大切なものだとわかりました」とスピーチしていました。彼女は「瞳スーパーデラックス」という闘病記を出しています。彼や彼女たちのように、生と死に本気で向き合えば、生きていることがどれだけ幸せなのかに気がつきます。

 そうした心境にたどり着けるかどうかは、年齢に関係ない。できるだけ長生きして、たくさんの人に囲まれて死にたいと考えがちですが、周りの人に文句を言ってばかりで、家族はたくさんいるのに誰も死に際に来てくれなかった、という例もあります。

 「ありがとう」と言い残して亡くなっていった若い子たちの10分の1でも力を発揮すれば、人生への感謝の度合いは増えるし、QOLも高まると思います。そして、そういう力は本来誰もが持っているものなのではないかと私は思います。

 --そう考えると、延命効果が少しある程度の抗がん剤治療や、さまざまな延命治療は、むなしい感じがしますね。

 大津 抗がん剤で根治する可能性がある白血病などを別にして、そうした治療を受けること自体では、人生の満足度は変わらないと思います。それは本質ではないでしょう。残された時間でどう生きたいかが大切で、ほとんどの方にとって本来、生きる目的はただ命を延ばすことではないはずです。抗がん剤を使って、その間にたくさん旅行に行こう、家族と一緒の時間をなるべく過ごそう、そういう方にとって抗がん剤は有益なものです。けれども、「治ること」だけが目的だと、それはほぼ裏切られますので、結局満たされることは難しい。抗がん剤の副作用で、かえって辛い目にあったのではないか、と後悔される方もおられます。

 自分が治療を受ける意味は何か、こういうことを話しあい、「私はこれがしたいからまだ生きたい」とか、「今の自分にとって、治療はもうそれほど重要ではない」とか率直に話せるようになれば、救われる人も多くなるでしょう。

 時が来て死んでいくこと自体に善悪はありません。医療者やご家族の一部が死を必要以上にタブー視していることが、患者さんの孤独を招いていると思います。皆が迎える死はタブーでも何でもありません。むしろ私たちはよき人生のために、タブー視しないで話し合うべき時代を迎えているのだと思います。それが世界で高齢化社会をリードし、2040年には年間170万人が亡くなる(現在は114万人)」死の大国」たる日本が率先して行い、範を示していくべきものでしょう。

 15年前に、がんの告知はタブーでしたが、今は告知することが当たり前になっています。それと同じように、今は死がタブーでも、世の中は変わっていくと思います。

緩和医療医・大津秀一さんインタビュー全文(4)やりたいことした人は輝いている

2011年2月27日   提供:読売新聞

 --大津さんの著書「死ぬときに後悔すること25」では、まず「健康を大事にしなかったこと」をあげています。これを最初に持ってきたのはなぜですか。

 大津 健康をおろそかにしたから、死に至る病になったと考える人が多いからです。人は重病になった時に理由を探し、「親を大事にしなかったから」「先祖の墓参りに行かなかったから」という人もいます。10代、20代でもがんになる人がいて、一言でいうと「運」だとは思うのですが・・・。ただそうやって、健康に気を使わなかったから重病になった、あるいは病院に行かなかったから発見が遅れた、と悔やまれる方がいらっしゃいますね。

 --「治療の意味を見失ったこと」を後悔する人がいるそうですが、どういうことですか。

 大津 50代の経営者で、緩和医療で苦痛がとれて元気になった人がいました。すると「抗がん剤治療を受けたい」と言い出した。「今の体調では危ない」と止めたのですが、「どうしても受けたい」「子供も従業員もいる。絶対死ねない」と言って、自分の友人の病院に転院して抗がん剤治療を受けました。しかし、副作用で状態が急激に悪化して、10日くらいで亡くなってしまった。亡くなる前に、「これでよかったのかな」とおっしゃっていたようです。

 --抗がん剤治療が進歩して、多くの医師は治療を勧めます。患者にとって、逆効果になることもあるわけですか。

 大津 治療を受ける患者が増え、現代の医療システムのゆえもあって診察時間も短い。副作用で、手足がしびれたり、皮膚がむけたりしても医師に言えないし、言っても「治すには仕方ない」と言われたりする。医師が見逃しているだけで、副作用に耐えている人は多いのではないでしょうか。
--「自分のやりたいことをやらなかった」という後悔ですが、たとえばどんなことですか。

 大津 終末期になって、家に帰りたい、外食したい、遠くに旅行したいとか、ささいと思えることでも、家族に遠慮してできない人もいます。「まさか自分がこんな病気に」「まさかこんなに早く悪くなるとは」と、まさかだらけです。やろうと思っていたことができなくなってしまう。

 --逆に、やりたいことをしてきた人は輝いているといいます。印象の残っている患者はいますか。

 大津 亡くなる前日に海を見に行った人がいます。ジェットスキーなどマリンスポーツが好きで、海が大好きだった方です。京都から日本海を見に、看護師が同乗して海まで行きました。とても満足そうでした。

 --「故郷に帰らなかったこと」という後悔もあります。死が近くなると、望郷の思いが強くなるのですか。

 大津 死が近くなると、ライフレビューといって、自分の人生を想起します。それが本人の癒やしにもなるのですが、皆さん、自分のルーツからさかのぼって話すことが多い。認知症の人でも、子供のころのことは心に焼き付いています。

 --次に「仕事ばかりで趣味に時間をさかなかった」という後悔について。日本人は働き過ぎということですか。

 大津 自分が思っている以上に、仕事人間の人が多いのではないでしょうか。脳梗塞などで働けなくなった時、趣味など、ほかの引き出しがあれば、乗り越える力になります。

 --「結婚しなかったこと」「子供を育てなかったこと」と、家族をつくらなかったことを後悔する人が多いようです。家族を持つことは人生で大きな事ですか。

 大津 皆がそうであるわけではありませんが、後悔される方の理由は、自分は親に生んでもらったのに、自分は次の世代に継いでいくことができなかったという、不全感のようなものだと思います。子供については、女性は後悔することが多いようです。もちろんそれが人生のすべてではないのですが、女性は本能的にそう感じるのかもしれません。

(m3.comより)

[あおぞら整骨院]

私の義父がガンで亡くなった時のことを思う。

ガンを見つかった時は元気だったが、

検査、検査で そして手術、

どんどん衰弱していくのがわかる、

某大学病院の有名人も手術した名医と言われている先生にしてもらったが、

その先生は自信があったのか、「手術後もう大丈夫と言われたが」

1年もしないうちに全身に転移、

苦しそうに亡くなった。

マスメディアでは、よくなったいいことしか報道しないが

「絶対復帰すると病床で言っていたが、帰らぬ人になってしまった。」

大金をかけて、

ただ苦しみの治療をしたようにしか思えなかった

病院の中で

本人は治る事を夢見て任すしかないと、

ガンの3大治療

放射線、手術、抗がん剤

検査、検査

検査が多過ぎて、それだけて衰弱し、そして手術、放射線、抗がん剤、

金はかかる

はっきり言って

何もしなかった方がもっと自由でいろんなことが出来たような気がする。

どっちにして、死んで行くにしても。

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