坐骨神経痛?狭心症?虫垂炎?偏頭痛?/類似症状 - 横浜市で腰痛 坐骨神経痛解消の整骨院

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坐骨神経痛?狭心症?虫垂炎?偏頭痛?/類似症状

トリガーポイントでみる類似症状

類似症状を呈する成りすまし筋の4大スター

  • A:小臀筋→坐骨神経痛

  • B:大胸筋→狭心症

  • C:腹直筋(下部)→虫垂炎

  • D:僧帽筋(上部)→偏頭痛

 

”成りすまし筋”のリストのトップは小臀筋だ。片方の脚により多くの重心をかけて立っているとこの筋肉にトリガーポイントができ、臀部、大腿、下腿の痛みの原因になる(イラストA)。通常、一方を怪我したとき、他方に体重を移して立っている。

この痛みのパターンを見ると、しろうともヘルスケアの専門家もともにしばしば坐骨神経痛だと思ってしまう。坐骨神経痛とは痛みパターンの説明で真の診断名ではない。小臀筋の関連痛パターンは、この筋肉は”偉大なる詐欺師”とあだ名が付けられるのに値するものだ。

しばしば、左の胸部に強い痛みを訴え、左の腕にも痛みが広がっている患者が訪れる。医師によって可能性のある心疾患に対する適切な検査がされて異常がなかったので、M.Rを紹介された。大胸筋のトリガーポイントは胸部に痛みを作り、その関連痛として腕に痛みが放散する(イラストB)。この痛みの関連痛パターンは心臓発作の関連痛パターンととてもよく似ているので、大胸筋は私達の”詐欺師”リストの大スターである。

虫垂炎は年齢に関係なく、しばしば警告なく起こるごく一般的な健康問題だ。虫垂が摘出されたが、病変が見つからなかったという報告はたくさんある。このようなケースでは犯人は下部の腹直筋だ。イラストCで痛みのパターンが見られるように、この”詐欺師”は下腹部に虫垂炎と似た痛みをつくる。

下部腹直筋のトリガーポイントは、自動車事故のときシートベルトの下の部分で活性化することがある。また、痛みを伴う月経周期によることもある。下部の腹筋のこれらのポイントは、下痢や憩室炎や婦人科的障害を模倣した徴候を誘発することある。

片頭痛は、今日のストレスの多いライフスタイルにあまりに普通にみられるようになった。多くの人々は、毎日、毎週、毎月、頭痛を患う。頸部後方の筋肉(首の後ろに)のトリガーポイントは、ひどい頭痛(例えば片頭痛、緊張型頭痛と外傷後頭痛)に、常に関係している。たとえば上部僧帽筋のトリガーポイントが活性化すると予想範囲の頭痛と頚痛が起き”模倣された偏頭痛”といわれるものになる(イラストD)。これらの筋肉が強く収縮することにより大後頭神経を圧迫して、筋痛のみならず神経の痛みも同様に引き起こす。

すべてのスポーツ障害;テニス肘、ジョガーズヒール、シンスプリント、二頭筋腱炎、滑液包炎、などは”成りすまし筋”をもつ。実際、成りすまし筋はしばしば痛みの症状の一部の原因になっている。スポーツで筋肉を幾度も幾度も使ったあと、もしこれらの筋肉が正常な静止長にストレッチで戻されないと、筋肉は次第に硬くなってきて、痛みを作るポイントが形成され短縮する。よい例は、”成りすまし筋”テニス肘の指伸筋と回外筋だ(イラストなし)。テニス肘はくり返される筋肉の微小外傷による。その筋肉は短縮して痛みの原因になる。ふくらはぎのヒラメ筋、腓腹筋、前脛骨筋(イラストなし)はジョガーズヒールやシンスプリントの”成りすまし筋”だ。

(加茂整形外科医院より)

http://aozora-youtsu.com/2015/05/post-cca3.html

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