ひざの痛み - 横浜市で腰痛 坐骨神経痛解消の整骨院

あおぞら整骨院

Q&A

ひざの痛み

・ひざの働きと構造

・変形性膝関節症

・トリガーポイント

・棚障害

・ジャンパーズニー(膝蓋靭帯炎)

・半月板損傷に起因する膝痛症

・オスグッド・シュラッター氏症

・鵞足炎

・体験談

http://aozora-youtsu.com/2015/12/post-3e98.html

 膝はどんな働きをしているの?

私たちの下肢には、股関節(こかんせつ)、膝関節(ひざかんせつ)、足関節(そくかんせつ)の3つの大きな関節があり、それぞれ下肢を動かす機能(可動性)と体重を支える機能(支持性)の2つの大切な機能を果たしています。
その中でもひざ関節は下肢の関節の中心的な役割を担っています。ひざ関節の可動性は広く、たとえばひざの曲げ伸ばし(屈伸運動)では、歩行で約60度、しゃがむ動作で約100度、正座では約140度と言うように、広い範囲の屈伸運動を担っています。

可動性とともに関節の重要な機能である支持性に関してもひざ関節には大きな負担がかかっています。平地歩行時には体重の約1.5~2倍、階段昇降時では約2~3倍、走ったりする時には5倍以上もの力がかかる場合もあります。 

● 膝の構造はどうなっているの?

ひざ関節は身体のなかで一番大きな関節で、「太もも」(大腿骨:だいたいこつ)と「すね」(脛骨:けいこつ)の継ぎ目にあたり、さらに「お皿」と言われている膝蓋骨(しつがいこつ)の3つの骨から成り立っています。
大腿骨と脛骨、膝蓋骨と大腿骨の接触面(関節面)は関節軟骨(かんせつなんこつ)というクッションで覆われており、大腿骨と脛骨の関節面にはさらに半月板(はんげつばん)という三日月形のもう1つのクッションがあります。

そのほか、大腿骨と脛骨の間には靭帯(じんたい)といわれるひもが4本張っていて、この靭帯によりひざ関節の前後左右の安定性が保たれています。また、ひざを曲げ伸ばしする働きは筋肉や腱(けん)によって行われており、大腿四頭筋(だいたいしとうきん)や膝蓋腱(しつがいけん)はひざを伸ばす働きを、膝屈筋(ひざくっきん)はひざを曲げる働きを担っています。
さらに、ひざ関節全体は滑膜(かつまく)という薄い膜で裏打ちされた関節包(かんせつほう)という袋に包まれています。滑膜では関節液(かんせつえき)がつくられ、ひざの滑らかな動きや関節軟骨の栄養に大切な役割を果たしています。

[ひざの構造]

膝関節周辺の主な筋肉
  • 大腿四頭筋(だいたいしとうきん)
    太ももの表側の筋肉群。大腿直筋(だいたいちょくきん)、外側広筋(がいそくこうきん)、中間広筋(ちゅうかんこうきん)、内側広筋(ないそくこうきん)の4つの筋肉の総称で、主に膝を伸ばす働きをする
  • ハムストリングス
    太ももの裏側の筋肉群。半腱様筋(はんけんようきん)、半膜様筋(はんまくようきん)、大腿二頭筋(だいたいにとうきん)の3つの筋肉の総称で、主に膝を曲げる働きをする
  • 腓腹筋(ひふくきん)
    ふくらはぎの筋肉。膝の裏側で大腿骨とつながっている。つま先を上げるように足首を曲げる働きをする
  • 膝窩筋(しつかきん)
    膝の裏側にある小さな筋肉で、大腿骨の外側と脛骨の内側を結んでいる。膝の後方外側の安定性を守り、膝関節を伸ばしたり、内側から外側にひねる(内旋(ないせん))機能をもつ

※画像をクリックすると、拡大画面が開きます。

前後からみたところ
画像図解:腰~脚の主な筋肉・他組織
横からみたところ
イラスト図解:お尻~足の主な筋肉・骨




膝の動きをコントロールする筋肉
画像:ひざの動きを制御する働きを持つ筋肉

太もも前面の筋肉「大腿四頭筋」は、膝を伸ばす時に使われ、太もも裏面の筋肉群「ハムストリングス」は、膝を曲げる時に使われます。

下半身の骨格、膝関節の構造

1.膝関節周辺の主な骨
  • 大腿骨(だいたいこつ)
    太ももの骨で、大腿骨の下端は大腿骨顆(だいたいこつか)とよばれる
  • 脛骨(けいこつ)
    すねの2本ある骨のうちの太い骨。脛骨の上端は脛骨顆(けいこつか)とよばれる
  • 膝蓋骨(しつがいこつ)
    いわゆる「ひざのお皿」のことで、大腿四頭筋と靭帯で包まれており、大腿四頭筋が膝を伸ばすときに滑車の役割をする。また、ひざを打撲した時などに、ひざの内部を保護する役割ももつ
  • 腓骨(ひこつ)
    脛骨と平行に走り、膝の裏側の外側にある細い骨

※一部画像はクリックすると拡大画面が開きます。

下半身の骨格
画像:下半身を構成する骨群
股関節周辺の構造
画像:股関節図解~各部位の名称
膝関節周辺の構造
画像:ひざ関節図解~骨の位置と各部の名称




2.ひざの関節
  • 大腿脛骨関節(だいたいけいこつかんせつ)
    大腿骨と脛骨からなる、膝のメインの関節。大腿骨が腓骨に乗る形になっており、その間に軟骨や半月板があり、クッションの役割をしている。また、骨と筋肉だけでは関節が安定しないので、それぞれを靭帯がつないで、前後・左右に安定させている
  • 膝蓋大腿関節(しつがいだいたいかんせつ)
    大腿骨と膝蓋骨からなる関節。ひざの曲げ伸ばしの機能を大きくしている

膝関節の構造1
画像:ひざ関節の解剖図-横から
膝関節の構造2
画像:ひざ関節の解剖図-前後
膝関節の構造3
画像:ひざ関節の解剖図リアル




3.靭帯
  1. 外側側副靭帯(がいそくそくふくじんたい)
  2. 内側側副靭帯(ないそくそくふくじんたい)
  3. 前十字靭帯(ぜんじゅうじじんたい)
  4. 後十字靭帯(こうじゅうじじんたい)

骨をつないで膝を安定させ膝の動きを制御する靭帯群。全部で4本あり、1と2はそれぞれ膝の外側と内側にあり、横方向の安定を保つ働きをもつ。3と4は膝関節の中で交差していて、前後の揺れを防止している

膝まわりの「靭帯(じんたい)・腱(けん)」 図解画像:ひざ周辺の4本の靭帯




4.その他
  • 半月板(はんげつばん)
    ひざ関節の左右に1対ずつある三日月状の軟骨組織で、それぞれ外側半月板(がいそくはんげつばん)、内側半月板(ないそくはんげつばん)という。半月板の上部は凹の形をしており、凸の形をした大腿骨の先端と合致する受け皿のようになっている。膝関節を安定させる働きと、ジャンプした時などの膝への衝撃をやわらげるクッションの役割をもつ
  • 軟骨(なんこつ)
    関節を構成している骨の表面(先端)をおおう4~5mmほどのツルツルしたクッション材。コラーゲンが主成分で、スポンジのような構造をしている。軟らかく弾力性があり、骨と骨が直接ぶつかるのを防ぎ、関節のスムーズな曲げ伸ばしを実現している。関節軟骨に圧力が加わると潤滑液がしみ出し、圧力が減ると関節液が吸い取られ、関節液中の栄養が軟骨に補給される
  • 関節包(かんせつほう)・滑膜(かつまく)・関節液
    「関節包」は関節を包む袋状の組織。その中には透明で粘り気のある「関節液」が入っている。
    関節包の内側(関節腔)には滑膜という組織があり、関節液を分泌して関節の動きを滑らかにする。また、滑膜は関節の軟骨に栄養を供給する。関節液(滑液(かつえき))はヒアルロン酸を主成分とする液体で、その量は数ccと微量だが、関節がなめらかに動くための潤滑油として重要な役割を果たす
膝関節内の「半月板(はんげつばん)」
画像:半月板の位置と断面図



関節包、滑膜、関節液
画像:ひざ関節周囲の組織群
関節包、滑膜、関節液2
イラスト図解:ひざに水がたまる箇所

[変形性膝関節症]

変形性膝関節症の施術風景

2012_1201_222752dscf1341

変形の始まりは筋肉の機能低下から始まります。

機能低下した筋肉の機能回復と共に関節変形の整復術です。

筋代謝の低下

細静脈の存在の働きが決定的な要素である。

細静脈は老廃物や疲労物質の掃除の入り口。

細静脈が受け入れ容量をオーバーしているので集合血管で集めた老廃物や疲労物質が運べない。

そうなると、

集合血管で老廃物や疲労物質の集める量を減少させる細静脈のキャパシティーオーバー集合血管で老廃物や疲労物質を集めなくなる。

こうなると、

網状、毛細血管、一番小さい血管の数が減少、筋繊維が働けない、事実上の筋力低下、筋量が減った状態になる。

言いかえれば、

筋量が増えれば血管の数が増える、血管の数が増えると筋代謝が上がる。この逆のメカニズムが発生する。

これは本来持っている筋肉が本来の機能を果たせない状態。

こうなると、

筋肉に頼れない骨は自ら身を守るしかないから、自然と骨量が増えてくる。

自然のメカニズムとして骨代謝がおかしくなってくる。つまり、増骨機能が増す。

そうして、関節変形が始まる

変形性膝関節症、変形に至った原因を取り除けば、元々本来の膝の設計図はもっているので骨代謝サイクルに合わせて改善する

骨量は、増している。局所的(膝)に。

軟骨が減っている為に膝の骨量の増加が起きている。

等尺性の筋肉は膝周辺にはない。

等張性の筋肉のみなので、筋機能の低下はトラブルを発生。

膝の負担は筋肉が全て吸収しなければいけない。

吸収しきれないと直接関節組織に負担がかかる。

膝蓋軟骨の減少が起きる。

骨代謝がおかしくなり、増骨機能が著しく更新して、変形が始まる。

重要なのは、

膝関節の組織の設計図がこれで体が変化した訳ではない。

あくまでも自然に代謝機能がおかしくなって、その結果、変形した。

本来元々、膝のまともな膝をつくる設計図はずっと持っているので、変形に至った原因をとり除けば、元々本来の設計図は持っているので、骨の代謝サイクルに合わせて正常骨に戻ってくる。

[膝関節痛・変形性膝関節症・半月板損傷]に対してのトリガーポイント

中年以降の女性に多いのが膝関節の痛みです。正座ができなかったり、階段の上り下りが辛かったりと言う症状で医療機関を受診すると、「軟骨がすり減っていますね」「関節が変形しています。」「半月板が欠けています」などと言われます。

しかし、痛みがない無症状の膝関節を調査した研究でも、膝関節の変形や半月板の損傷が見られ、痛みの原因が関節の変形や半月板の損傷ではないのではないかと示唆されています。

実際、大腿の前面にあります「大腿直筋」という筋肉や「内側広筋」といった大腿部や下腿部の筋にトリガーポイントができると、膝に痛みを感じます。
その為、膝関節や軟骨の異常ではないかと、膝に湿布を貼ったり、注射を打ったりと様々な治療を膝に行っても痛みは軽減しません。

また、これらの脚の筋は「腰方形筋」や「小臀筋」などのトリガーポイントの影響を受けますので、これらの筋のトリガーポイントを不活性化した後、「大腿直筋」をはじめ、膝の曲げ伸ばしに関係する筋肉や臀部の筋肉のトリガーポイントを弛めると、膝の痛みはすぐに軽くなりますし正座もしやすくなります。

[棚障害[タナショウガイ]] 

http://aozora-youtsu.com/2009/08/post-e978.html

棚とは、

内側翼状滑膜ヒダが人間の進化の過程で後天的に硬化したもので(二本あしで立ち易いように)、正式には、膝蓋内側滑膜ヒダのことですが、一般名称として棚(タナ)と呼ばれています。

この棚の大きな特徴は、膝蓋靭帯の代償組織であると言う点です。

例えば、膝蓋靭帯に物理的な危機が迫ると膝蓋靭帯を守る為にこの棚が自らを損傷し、ダメージを自分のところで食い止めようとします。

更に、この棚は半月版と膝蓋軟骨を守る役目も合わせ持っています。どうやって守るかと言うと、これらの組織に急性、慢性を問わず強いストレスがかかると自分の閾値を下げ、下腿の支持力を低下させます。

この急性のストレスとは瞬間的な外力のことであり、他方慢性的なストレスでは関節変形などがこれに相当します。

この特性はこの棚がもともとは関節内の滑膜ヒダであったことに由来しています。

棚障害 発症の背景

棚障害はスポーツ障害としてよく見受けられます。

この場合での発症形態の典型は下腿長軸から急激な外的ストレスが瞬間的にかかった時です。例えば、水泳でターンをするときに距離感を間違い、壁を強く蹴り過ぎた時などです。

他方、変形性膝関節症が初期段階から本格的化し始める時にも多発します。

これは変形性膝関節症の特徴である局所的骨代謝異常を少しでも緩和しようとする為や、膝を守ろうとして筋肉への負担を軽減するために動きの制限をかけるからです。

いずれにしても棚障害は、下腿長軸からの負荷が直接、膝関節にかかった時に発症リスクが高まり、それが限界を超えた時に発症します。

ちょっとした負荷で棚障害は発症します。

しかし、そのおかげで重大な疾患を避けられている訳です。

膝蓋靭帯の断裂をめったに見ないし聞かないのは、この棚のおかげです。

棚障害 施術のポイント

棚障害の施術は膝を屈曲位にする手法はなく、それは禁忌です。

棚障害の施術の鍵は第一が腓骨筋群へのアプローチです。

次が他の下腿筋群のアプローチです。

下肢筋群の等尺性へのフィードバックは腓骨筋群がかけます。

下腿筋群の他の筋群への手技アプローチはそれを円滑に行うためのものです。

[ジャンパーズニー〔膝蓋靭帯炎〕(しつがいじんたいえん)]

ジャンパーズニー(膝蓋靭帯炎)は、膝蓋靭帯の炎症で、主に跳躍系のスポーツに多発する典型的なスポーツ障害です。

医系物理学で計算した場合、高い跳躍をし、片足で着地したときに膝蓋靭帯にかかる負荷は1トンを越えるモーメントが発生しています。

これだけの瞬間的な加重を膝蓋靭帯が直接受けたのでは誰もが持ちこたえられません。

そこでこの負荷は100%筋肉が吸収します。

主に大腿四頭筋がその役を担っています。

従って、これが上手くいっている限りは、何の問題も起きません。

しかし、この大腿四頭筋が吸収力を低下させると、問題が起きてきます。

この様なとき人間の安全装置はまず、他の筋肉へ負荷の分散をはかるように自動的に作動しますが、衝撃吸収をしてくれる筋肉は大腿四頭筋と同様に伸筋ですので、これだけの負荷を代わりに受けきれる筋肉はありません。

したがって、こうなると受けきれない分の負荷が直接膝蓋靭帯にかかってきます。

この結果、発症する代表的な疾患がジャンパーズニー(膝蓋靭帯炎)です。

ジャンパーズニーは特別な器官損傷はまったくなく、純粋に膝蓋靭帯の炎症痛とそれに伴う大腿四頭筋の牽引痛が症状として出るだけです。

ジャンパーズニー(膝蓋靭帯炎)発症の背景

ジャンパーズニー(膝蓋靭帯炎)は、伸筋である大腿四頭筋が、ショックアブソーバーとしての機能を低下させたことから発症する訳です。

が、なぜ伸筋がこうなるか、ということです。

伸筋は文字通り伸びる筋であり、主体的な負荷を発生させる筋ではありません。

それゆえ、この筋が単独でおかしくなることは、外傷でもない限り起こり得ないことです。

この筋は受動的な筋です。従って、この筋のトラブルには主役、つまり能動筋が存在します。

それは屈筋です。この場合大腿屈筋群です。大腿屈筋は全て等張筋です。

大腿屈筋を含め、下肢筋群は全て等張筋です。

体を支える事を専門の役割をしている等尺筋は、この部位には存在しません。等張筋がその役割を兼ねています。

つまり、大腿屈筋群(ハムストリンググループ)がちゃんと機能しなければ、大腿四頭筋の伸展力も失い、衝撃吸収力も低下すると言うことです。

ジャンパーズニー(膝蓋靭帯炎)施術のポイント

ジャンパーズニー(膝蓋靭帯炎)は、大腿四頭筋の伸展機能を回復させなければ根治しない疾患です。

ところが、ジャンパーズニー(膝蓋靭帯炎)は面白いことに、何もせずただ休んでいるだけで、痛みが自然に消えていきます。しかし、

この場合は再発を繰り返すか、もしくは腰や腱側の足首や膝などに新たな痛みを発症させたりします。

これは自然解消した痛みが治癒メカニズムとは全く異なる方向に進んでいることの現われです。

つまり筋のモーターポイントが変化しつつあることを意味します。この筋のモーターポイントとは筋が動くとき、最初に反応する箇所です。通常はそれぞれの筋で決まっています。

大きな関節に痛みを発生させた場合、その原因や背景が解消されないと、人体の安全装置が作動し、こうなります。

「痛みをかばって普段と違う動きをする」などとは意味合いが違います。

この疾患はスポーツ障害で、特にバレーボールやバスケットボールで発症します。

膝蓋靭帯炎(ジャンパーズニー)は大腿屈筋群(ハムストリンググループ)の筋機能の回復に見合いながら改善していく疾患であり、それゆえ、大腿四頭筋ばかりターゲットと考えるのではなく、ハムストリンググループの回復を最も優先して考えなければなりません。大腿四頭筋の筋機能は、それに見合うレベルにしか回復しないからです。

この疾患は、大腿四頭筋の筋キャパシティーの回復度合いが治癒レベルを決定させます。

 

[半月板損傷に起因する膝痛症]

この疾患は、血腫や水腫さらに膝部伸展障害などを合わせ持った状態の急性痛、

屈曲障害や継続的な痛みを日常的に有する慢性痛とに分類されます。

ここでは慢性痛として、とりあげます。

半月板の存在理由

半月板は不完全な構造である下肢筋群を補う為の等尺感査組織であり、膝(ヒザ)の屈曲、伸展に主体的には関与しない組織です。

したがって、あるにこしたことはない組織ですが、なければないで特段に困るものでもない組織です。

それゆえ最近ではこの組織に対する外科手術は極めて稀であり、殆どが放置されています。

派生学の面から言うと、進化の過程で人間が二本足で歩き出すのが早すぎた為、下肢筋群に等尺力を専門にする筋肉が成長、発達する間がなく、その代わりにその感査力を付けさせる為にあわてて最後に出来た組織が半月板と言う事になっています。

余談ですが同じようにあわてて最後に出来た組織に頚動脈があります。

本来切断すると即死するような血管を骨で包むわけですが、人間の脳の発達するスピードが早すぎ、椎骨動脈だけでは脳に十分な血液が運べなく、慌てて最後に出来た血管が頚動脈でありそれゆえ、この血管はむき出しのままであると言われています。

話を戻しますと、

半月板自体はさほど問題にしなくても良い組織ですが、この組織の損傷はその手前に膝関節支持靭帯の断裂を通常伴っており、その為に膝の関節軸がぶれ易く、その分、大腿四頭筋の伸展機能も低下させ易く、それに連動する形でハムストリングの屈筋キャパシティーが縮少します。

こうなるとまず、大腿四頭筋が膝に対するショックアブソーバー機能を十分果たせなくなり、その分、膝に直接的なストレスが掛かり易くなります。

また、屈筋キャパシティーの縮小は介在運動ニューロンの不活化を招き易くなり、それが屈曲障害へとつながります。

半月板損傷を有する膝痛や運動障害はこのようなメカニズムで発生しています。

半月板損傷に起因するヒザ痛症の発症の背景

この疾患は言うまでもなく、典型的なスポーツ障害であり通常の動きで発症することは極めて稀です。

ただ、通常の生活でも転倒時に不運にも発症させることはありますが、破格半月の持ち主にほぼ限られます。

破格とは、いわゆる円盤状半月のことです。

日本人で見た場合、人口の約10パーセントがこの破格半月板を持っています。

残りの人は、内・外に別れた通常の半月板の持ち主です。

通常、半月板に物理的な危機が来ると、棚が代用組織として損傷してくれますが、棚は膝の内側を覆っている関係から半月の内・外の分かれ目部分がちょうど無防備になり、破格半月では円盤の為、防ぎきれないことに由来します。

いずれにしても、膝を捻った状態で瞬間的な力や強い負荷のかかった状態での転倒が発症原因であり、そのような危険に一番遭遇するのがスポーツですから、

この疾患はスポーツ障害の典型になります。

半月板損傷に起因するヒザ痛症の施術上のポイント

この疾患は靭帯断裂をそのままにしている場合も、或いは縫合済みの場合でも、施術ポイントは同じです。

施術目的はまず、膝関節軸が股関節や足関節と揃うようにし、その上で、大腿四頭筋の伸筋機能を回復向上させ、さらにハムストリングの屈筋キャパシティーを必要なレベルまで戻すことです。

実はこの伸筋や屈筋へ施術目的を果たすために、その中心をなしているのがハムストリングです。

一般的に膝と言えば、大腿四頭筋の強化をイメージしがちですが、筋の基本的性質を考えれば伸筋である大腿四頭筋を鍛えることは、物理的に不可能です。

豆腐に釘を打つようなものです。

従って、大腿四頭筋は伸筋としての機能を向上させるべき筋です。

しかし本来伸筋は屈筋の運動キャパシティーに見合う形でしか、その機能を持ちません。

それゆえ、施術のポイントは、ハムストリングを始とした下肢屈筋群となります。

[オスグッド・シュラッター氏症]

オスグッド・シュラッター氏症はrunsoccer走るスポーツをしている男の子に多く発症します。

オスグッド・シュラッター氏症の痛みの原因は大腿四頭筋腱による牽引痛です。

オスグッド・シュラッター氏症の発生要因は、大腿四頭筋の筋と腱の相方共が閾値を低下させた状態、腱が筋以上に閾値を下げたことです。

したがって、オスグッド・シュラッター氏症は筋と腱の閾値整合を早期に行い、大腿四頭筋を中心に捉えた膝部伸展機構の協調性の回復を計れば改善します。good

オスグッド・シュラッター氏症の発症者は、有酸素運動閾値が非常に低い人達です。

したがって、

オスグッド・シュラッター氏症の施術は、

年齢や性別に囚われることなく、手技の強度、角度を症状に合わせることが大事になってきます。

オスグッド・シュラッター氏症の施術風景

筋整復法

2011_0223_164609dscf0084 2011_0223_164733dscf0087

2011_0223_165510dscf0089 2011_0223_165557dscf0090

2011_0223_165616dscf0091 2011_0223_165726dscf0095

2011_0223_165746dscf0096

電療(スーパーテクトロン)

2011_0228_165829dscf0105

[鵞足炎(ガソクエン)]

鵞足炎とは

鵞足(縫工筋、薄筋、半腱様筋)に停止部(脛骨内側上部)を持つそれぞれの筋のいずれかがオーバーストレスになり、これら筋群の協調性が大きく損なわれた時にこの部位(膝の内側部)が痛みを発します。

鵞足は浅鵞足と深鵞足により形成されており、

浅鵞足は薄筋、縫工筋、半腱様筋であり、これらは共通腱で浅鵞足を作っていて、典型的な二関節筋群です。

一方、深鵞足は半膜様筋が三部構成で作っており、さらにこの腱は腓腹筋内頭との間にある滑液包と腓腹筋内側腱下包と隣接しており、この筋も典型的な二関節筋です。

また、浅鵞足も脛骨と、その間にある滑液包(鵞足包)を挟んで隣接しています。

鵞足とは二関節(膝関節と股関節)のブレーキの役目を果たしながら、ブレーキングで発生した力を下腿部に伝える組織であり、他方、下腿部や膝部のオーバーワークが膝関節の具体的関節運動に及んできたとき、鵞足が安全装置として働きます。

どう働くかと言うと、痛みを発し危険を本人に知らせるのです。

したがって、この部位から発する鵞足炎の痛みは二種類です。

滑液性の痛みと筋性の痛みです。

鵞足炎 発症の背景

鵞足炎は膝の曲げ伸ばしを激しく、或いはその人の筋キャパシティーを越えるレベルで行った時は滑液性の痛みを発します。

それに対し膝関節と股関節の協調的な連携を阻害するほどの障害がこれらの二関節をつなぐ筋のいずれかで発生した時は筋性の痛みを発します。

具体的には大腿部の内転や外転をするときに強い運動負荷が限界を越えてかかった様な時で、たとえば膝の内旋や外旋を無理に止めるような動きや体幹の捻転運動を下肢で無理に止めるような動きをした時などが代表的な鵞足炎の発生原因として挙げられます。

発症リスクの高い例で言えばバスケットボールなどの動きや、ゴルフのスイングなどで変に膝にためを作ろうとして無理に膝の外転を止めにかかった時などです。

要はこのような動きをすればどんなスポーツでも同様のリスクであることは言うまでもないことです。

縦の動きも同様にリスクがあります。例えば、跳躍などです。つまり、着地時に膝の屈曲角度に無理があると危なくなります。この時に、膝に強い負荷がかかると更に危なくなります。スキーやウエイトトレーニングのスクワットなどで鵞足炎を発症させるのはこのためです。

これは股関節と膝関節の協調障害の一例として挙げられます。

膝の曲げ伸ばしのやり過ぎは、サッカーや陸上競技などのランニングのやり過ぎが原因となります。

スポーツ意外だと、いつもより歩き過ぎて、ましてそこに坂があったとか、あとは山登りなどで多く見受けられます。

つまりその人の筋キャパシティーを越えて運動した時に鵞足炎を発症したものです。

鵞足炎 施術のポイント

鵞足炎を捉える上で重要な点は、痛みを発しているのは鵞足であってもトラブルは下肢筋群全体に及んでいることです。

それは症状の特性や発症の背景を考えれば当然のことです。

更に筋性の痛みか、滑液性の痛み、或いはその両方かなど精度の高い見極めが要求されます。

例えば、痛みの範囲が下腿へ及んでいれば両方の可能性があります。

当施術は、この三タイプの鵞足炎全てにに対応した処方組み立てになっています。

「ひざ痛:足が軽くなりスムーズに動くように」

Aozora303

階段の下りや立ち上がる時 

ひざに 痛みがありましたが 施術を 

していただいた後は 足が軽くなり 

スムーズに動くように なりました 

施術中は まったく痛みも 感じない 

まま 終わって しまいました

【あおぞら整骨院からメッセージ】

重い物をしょって坂道の歩き過ぎ(ハイキング)による膝の内側痛・・・鵞足炎

施術は、まずは股・膝・足関節を合わせ、次に縫工筋・薄筋・半腱様筋(鵞足)に手法を入れ、腫れがあるのでアイシング、テーピング。

自分での運動は無理をせずに、寝てのあし上げ、両あしに物を挟んで内転筋、横向きで下あしを上げて内転筋、上がらなくてもよい。

「ひざ関節炎 軟骨がへっています 良くなってくるので安心」

Aozaora080501

ひざ関節炎で4年位前、他の整形外科では

レントゲン写真をみて軟骨がすりへっています。これは加齢のせい

です。一時的には薬(飲む・貼る)で痛みはとれるが全治は無

理との診断でした。年のせいでは仕方がないね!と思いながら

時々痛みの出た時は市販の薬で補っていました。ところが昨年

(平成20年5月末)急に右ひざ内側の痛みで階段上下、坂道

は無理になり、歩くのもやっと、という状態になり、以前、私の夫が

お世話になった、先生(あおぞら整骨院)に私もお世話になることにしました。

印象

施術室の雰囲気が良好です。明るく静かな音楽が流れていて、いやさ

れる感じ、気分がホットできます。一般的に治療には薬が処方

されますが、こちらの医院では処方箋はありませんでした。先生の技が主な

ようです。初めは戸惑いもありましたが、日を重ねるにつれて良くなってくるので安心

できました。一ヶ月位で普通の状態で歩け、今は足も上がるようになり階段も上下できる

ようになりました。先生は計画をたてて、いろいろ実行して下さったので、今ではとても感謝

しています。

【あおぞら整骨院からのコメント】

ひざ関節炎

変形性ひざ関節症

加齢性の疾患です。ましてや骨代謝の異変をきたすほど、部分的な筋機能の低下が存在しています。膝蓋軟骨の減少に反比例するように骨量が増加し、関節変形します。

症状・・・ひざの部分が大きくなった感じで、少し「くの字」でO脚、腫れぼったい感じで内側が痛い。平地を歩くのも痛くてやっとという感じ。

変形性ひざ関節症の施術・・・下肢帯筋群の賦活、整合。股関節頸体角・大腿ねじれ角・下腿ねじれ角と下肢帯筋群との整合。

指導・・・当初は筋機能がある程度賦活するまで、ひざ関節に衝撃、重力負荷をなるべくかけない。つまり、必要最小限しか動いてはいけない。ある程度あしがしっかりしてきたら、すこしづつ歩く距離を伸ばす。絶対にいきなり長い距離を歩いたり、何か沢山の仕事をしてはいけない。無理はしないように。あと体重管理をお願いします。

今では、少しなら正座も出来る様になりました。

「ひざ、よくなったよ~」

Dscf1696

80歳代 女性

ひざ、肩の痛み

全然痛くなかった訳ではないが、玄関マットに滑って前のめりに転んでしまっってヒザを打って、

手をついた時にヒザと肩を痛めた。

肩は、上げても下げても物を持っても痛い。

ヒザは立つ時と歩くと痛い、引きずらないと歩けない、腫れていて内出血。

痛いので、杖買った。

タクシーで来院。

26日間  約2日に1回の割合で通院

肩は2週間ぐらいで受傷前と同じ状態へ

ヒザは26日で杖なく歩いて来れた。「ヒザよくなったよ~の一声」

副産物として前からずーっと寝れなかったのがよく眠れる様になりました。

[あおぞら整骨院]

よかった~です。

骨盤から体ゆがみ調整、背骨を開かせる背骨調整、疼痛部の調整

http://aozora.jisseki.net

この記事を共有する

腰痛・坐骨神経痛を解消したい方へ

横浜市,鶴見駅の整骨院

土日・祝日も営業 開業25年の信頼と実績 鶴見駅より徒歩4分 平日20時まで営業 体験談多数掲載中