授乳中 腕のだるさ 「胸郭出口症候群」
腕がだるく、進行すると手のひらや指先にシビレと肩こりも強い、腱鞘炎やばね指、進行すれば手根管症候群を合併し手指のこわばりが起きる。
この症状は胸郭出口症候群と呼ばれ、鎖骨と肋骨と胸骨で造る胸郭と呼ばれる部位から腕を通り指先まで伝わっている神経が、出口の胸郭で、小胸筋により圧迫されることで生じています。
通常、神経圧迫は神経過伸展や関節変形、或いは骨棘の形成に髄核の脱出などで受けますが、この症状は筋肉から圧迫を受けているもので、珍しいタイプの傷害です。強い肩こりと強い腕のダルさとシビレ、そして痛みが症状の特徴です。
原因
前かがみの姿勢で長く作業していると起こります。特に筋力が弱い女性、授乳期に起こりやすいく、長年前かがみの姿勢で作業している男性にも起こります。
胸郭出口症候群の大きな特長は、
程度の差は多少あるものの、両上肢にほぼ同時に症状が出ることです。
胸郭出口症候群は最初は
強い慢性の肩凝りから始まり、次に両腕のだるさ、そして最後が両手掌部のシビレと痛みです。また、握力はこの時点では、かなり低下しています。
胸郭出口症候群は進行性のもので、
中期以降になると多くの場合、手根幹症候群と合併します。
胸郭出口症候群は、猫背、なで肩、もしくはイカリ肩の女性に多発します。
女性は乳房が存在しますので、ある年齢になるとそれが小胸筋に継続な等尺圧をかけるようになり、通常は肩凝り程度で済むのですが、先程の体系の場合は圧迫の度合いが大きくなり、結果、いったん硬縮すると休まる姿勢がなくなります。
それゆえ慢性的肩凝りを有する患者も多く、それが又一段と症状を進行させます。
施術肩甲骨周囲筋群の筋代謝力を復元させることで肩甲骨の動きの円滑をはかり、そのうえで小胸筋の硬縮と胸郭圧迫を取り除き症状を解消、終息させます。
http://aozora-youtsu.com/2021/01/post-1f86.html
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