胸郭出口症候群/両手指しびれる、だるい、開きにくい
胸郭出口症候群は
上肢に抜ける神経の出口が小胸筋の硬縮により阻害され、それが為に上肢に強い脱力とシビレを発する症状で女性に多発します。
胸郭出口症候群の大きな特長は、
程度の差は多少あるものの、両上肢にほぼ同時に症状が出ることです。
胸郭出口症候群は最初は
強い慢性の肩凝りから始まり、次に両腕のだるさ、そして最後が両手掌部のシビレと痛みです。また、握力はこの時点では、かなり低下しています。
胸郭出口症候群は進行性のもので、
中期以降になると多くの場合、手根幹症候群と合併します。
胸郭出口症候群は、猫背、なで肩、もしくはイカリ肩の女性に多発します。
女性は乳房が存在しますので、ある年齢になるとそれが小胸筋に継続な等尺圧をかけるようになり、通常は肩凝り程度で済むのですが、先程の体系の場合は圧迫の度合いが大きくなり、結果、いったん硬縮すると休まる姿勢がなくなります。
それゆえ慢性的肩凝りを有する患者も多く、それが又一段と症状を進行させます。
胸郭出口症候群の施術は
神経レベルの程度を意識しながら行なう必要があります。つまり胸郭出口の緩み具合と上肢の神経群の賦活具合とバランスを取りながら行ないます。
肩甲胸郭関節、胸鎖関節、肩鎖関節の調整。
大阪大学医学部第一内科学心臓病研究室と共同研究し、平成5年にその成果を内科学会で正式に立証したものです。
http://aozora-youtsu.com/2021/04/post-904a.html
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