心と身体のつながり ホルモンと神経伝達物質
身体から分泌されるホルモンや神経伝達物質は精神(心)に影響します。
男性ホルモンと言われるテストステロン、女性ホルモンと言われるエストロゲンは男女に分泌されます。
テストステロンは気分の調整を担うことが証明されており、
エストロゲンは感情をコントロールする脳の部位に影響することも研究によって示唆されています。
神経伝達物質セロトニン
感情の調整役もするセロトニン
嬉しいことがあれば、ドーパミンが増え、喜び、興奮します。
嫌なことがあれば、ノルアドレナリンが増え、不快になります。
そんな、心の高ぶりを鎮め、心を落ち着かせ、安らぐ気持ちを作り出すのが「セロトニ」ンです。
例えば、筋肉の働きが良かったり、気持ちいい匂い、心地よい環境、リラックスでき癒される感じの時・・・
セロトニンが分泌することで、ノルアドレナリンの不快感を抑えてくれます。
セロトニンは出過ぎたノルアドレナリンの量を減らす働きがあるため、ストレスが溜まっているときに、温泉に入ってゆったりすると癒されるのは、セロトニンが増え、高まっていたノルアドレナリンが一気に減らされる為です。
また、セロトニンは出過ぎたドーパミンを減らす働きも持っています。
そのため、強まった快感が弱まり、落ち着かせる事で、歯止めを利かします。
よって、セロトニンが正常に働くと、不安や恐怖が克服できます。
ところが
セロトニンが不足すると不安や恐怖を克服させるものがないので、
ちょっとした失敗や苦しみで落ち込んでしまい、うつ状態になり、果ては自殺するまでになってしまいます。
セロトニンを増やす
・セロトニンの原料のトリプトファンの食材・・・バナナ、肉類、魚類、大豆製品、乳製品、木の実類
・セロトニンを作るビタミンB6の食材・・・肉類、魚類、香辛料、にんにく、しょうが
・セロトニンを脳に取り込みやすくする食材・・・米類、麺類、パン類、イモ類
☆セロトニンに関係する食品を挙げましたが、神経伝達物質はセロトニンだけじゃないので、他の物質もバランスよく働いて心身がいい状態になるので、食べ物は、偏らず、いろんな物をよく噛んで味わいながら腹八分目で食べるのが理想的です。
セロトニンは脳のほう線核というところから、1秒に2回の一定リズムで分泌されています。
一日中分泌されていますが、活動の多い昼間に多く、夜は少ないです。
ほう線核は、目の網膜から光の信号が5分以上伝わると活動が活発化します。
セロトニンの分泌亢進因子は、歩行、咀嚼、呼吸のリズム運動と太陽光である。
・リズム(繰り返し)運動を5分以上する。
・日光を適度に浴びる。(直接浴びなくても、曇りの日でもよい)
セロトニンは脳のほう線核というところから、1秒に2回の一定リズムで分泌されています。
一日中分泌されていますが、活動の多い昼間に多く、夜は少ないです。
ほう線核は、目の網膜から光の信号が5分以上伝わると活動が活発化します。
・リズム(繰り返し)運動を5分以上する。
・日光を適度に浴びる。(直接浴びなくても、曇りの日でもよい)
神経伝達物質ノルアドレナリン
感情にブレーキが利かなくなり、「きれる」、「快楽行為が止められない」、そんなようになってしまいます。
覚醒、集中、記憶、積極性、痛みを無くす、などの働きがあり、その覚醒力が人間の生命の源泉となっています。
また、元は敵に出会った時に敵から身を守る為に、交感神経を刺激、心拍数や血圧を上げ、敵に対抗する(または逃避)する役割があります。
現代においてはストレスを受けたときに同じような仕組みが起こります。
ノルアドレナリンが不足すると
無気力、無関心、意欲の低下、うつ病の原因となります。
ノルアドレナリンが過剰だと
躁状態を引き起こします。又ノルアドレナリンは血圧、血糖を上げる作用があるためノルアドレナリンの過剰状態が続くと高血圧、糖尿病の要因になるかもしれません。
長期間回避不能なストレスは人を攻撃的にさせる
長期回避不能なストレスにあった場合、ノルアドレナリンの使用が合成を上回る為、ノルアドレナリンが減少します。ノルアドレナリンが減少すると、ノルアドレナリンの受容体の感受性を上昇させ対応しようとします。そのため些細なストレスにも過剰に攻撃(または逃避)反応するようになります。
ノルアドレナリンを増やす
チロシンとフェルアラミンというアミノ酸を摂ると良いです。
鶏肉、魚介類、大豆、乳製品などの高たんぱく食品に多く含まれているようだが、注意しなくてはならないのは、チロシンは炭水化物と一緒ではなく、トリプトファン(肉、魚、豆、乳製品、ナッツ類などのたんぱく質)を多く含む食品と一緒に摂るのが効果的です。
炭水化物はチロシンが脳に行くのを妨ぎ、トリプトファンは助けるからです。
http://aozora-youtsu.com/2023/01/post-6f2e.html
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