尾骨骨折ごの長引く尾骨痛からの整復術25年前
尻もちをついて痛くて医療機関に行ったがシップと痛み止めの薬での様子見なのだが、いつまでも尾骨が痛いので「何とかしてほしい」ということが25年くらい前の発端からの尾骨整復術。
当時は尾骨以外の手足胸等の整復固定可能な骨折脱臼も医療機関でレ線を取って来てもらい施術をしていたが、尾骨骨折の整復は学校でも見習い修行中の臨床現場でも見たこともないし習ってもいなかった。
「何とかしてほしい」と言った若い女性でしたが「痛いので自分でお尻の穴から指を入れてやってみて少し痛みが引いたが自分ではやりにくいので先生お願いします。」というのが尾骨整復術の始まりでした。
最初は横向きで膝曲げて施術をしようと試みましたが、指が触れた時点で反射が起こり絞まってしまい、何とか深呼吸と体の力を抜いてもらい指を入れたが尾骨が分からないので、そのまま指を抜きました。運よく背部側に指を入れて抜いたので、抜いた後には「楽になった」と言ってました。
それから尾骨痛を訴える患者が増えてきて、今は臨床実績からうつ伏せで力を抜いてもらい肛門を開くように手を添えて痛みが出ないように潤滑剤、指サック使用で尾骨に引っ掛け、無理に引っ張るのではなく持続圧で整復を施して痛みの少ないようにしています。
尾骨の整復方向は尾骨の向き、骨盤の傾斜、骨盤底筋の状態などから判断して行います。
当初は新鮮骨折では尾骨整復術1回で後は電療と骨盤調整でしたが、今は痛みのあるうちは回ごとに整復術を行うことで生活の質と予後が楽になります。
新鮮骨折の尾骨は安定するまで2か月はかかります。尾骨整復術では一般的には1か月で痛みは軽減していき、治癒まで2か月です。予後良好です。尻もち後、施術は早ければ早いほど予後良好です。受傷当日でも整復術は可能です。
尾骨骨折をして様子見で2か月経っても痛い、3か月経って痛い、6か月経っても痛い、1年経っても痛い、20年前の受傷で最近痛い。尾骨整復術では、4回から12回が平均回数で個人差があり、それ以下それ以上もあります。より以上に骨格、骨盤、骨盤底筋の状態が関連してきます。
尾骨骨折により尾骨痛以外の他の症状は自律神経障害、排便障害、残便感、便秘、骨盤底筋障害、陰部神経痛などがあげられる。若いうちに尾骨骨折をし、更年期に骨盤周りの筋肉が衰え、骨盤臓器が下垂してくると骨盤底筋に負荷がかかり、陰部神経を絞扼し陰部神経痛(肛門痛)や尾骨痛が出現するケースがある。
尾骨骨折をしていなくても尾骨に負担をかける座り方や体操、筋トレ、運動は尾骨を奥に曲げてしまい、これも骨盤底筋に負担がかかり、陰部神経の絞扼につながり肛門痛や陰部痛、会陰痛、尾骨痛、恥骨痛につながる。
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