鵞足炎 膝内側の痛みで歩けない - 横浜市で腰痛 坐骨神経痛解消の整骨院

あおぞら整骨院

コラム

鵞足炎 膝内側の痛みで歩けない

鵞足炎とは
鵞足(縫工筋、薄筋、半腱様筋)に停止部(脛骨内側上部)を持つそれぞれの筋のいずれかがオーバーストレスになり、これら筋群の協調性が大きく損なわれた時にこの部位(膝の内側部)が痛みを発します。

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鵞足炎(ガソクエン)

鵞足は浅鵞足と深鵞足により形成されており、

浅鵞足は薄筋、縫工筋、半腱様筋であり、これらは共通腱で浅鵞足を作っていて、典型的な二関節筋群です。

一方、深鵞足は半膜様筋が三部構成で作っており、さらにこの腱は腓腹筋内頭との間にある滑液包と腓腹筋内側腱下包と隣接しており、この筋も典型的な二関節筋です。

また、浅鵞足も脛骨と、その間にある滑液包(鵞足包)を挟んで隣接しています。

鵞足とは二関節(膝関節と股関節)のブレーキの役目を果たしながら、ブレーキングで発生した力を下腿部に伝える組織であり、他方、下腿部や膝部のオーバーワークが膝関節の具体的関節運動に及んできたとき、鵞足が安全装置として働きます。

したがって、この部位から発する鵞足炎の痛みは二種類です。

滑液性の痛みと筋性の痛みです。

筋性の痛みは1か月程度、滑液性の痛みは滑液包炎は癒着しているので、足を着けないぐらい痛く2~3か月程度状態が良くなるまでかかります。個人差はあります。

鵞足炎 発症の背景

鵞足炎は膝の曲げ伸ばしを激しく、或いはその人の筋キャパシティーを越えるレベルで行った時は滑液性の痛みを発します。

それに対し膝関節と股関節の協調的な連携を阻害するほどの障害がこれらの二関節をつなぐ筋のいずれかで発生した時は筋性の痛みを発します。

具体的には大腿部の内転や外転をするときに強い運動負荷が限界を越えてかかった様な時で、たとえば膝の内旋や外旋を無理に止めるような動きや体幹の捻転運動を下肢で無理に止めるような動きをした時などが代表的な鵞足炎の発生原因として挙げられます。

発症リスクの高い例で言えばバスケットボールなどの動きや、ゴルフのスイングなどで変に膝にためを作ろうとして無理に膝の外転を止めにかかった時などです。

要はこのような動きをすればどんなスポーツでも同様のリスクであることは言うまでもないことです。

縦の動きも同様にリスクがあります。例えば、跳躍などです。つまり、着地時に膝の屈曲角度に無理があると危なくなります。この時に、膝に強い負荷がかかると更に危なくなります。スキーやウエイトトレーニングのスクワットなどで鵞足炎を発症させるのはこのためです。

これは股関節と膝関節の協調障害の一例として挙げられます。

膝の曲げ伸ばしのやり過ぎは、サッカーや陸上競技などのランニングのやり過ぎが原因となります。

スポーツ意外だと、いつもより歩き過ぎて、ましてそこに坂があったとか、あとは山登りなどで多く見受けられます。

つまりその人の筋キャパシティーを越えて運動した時に鵞足炎を発症したものです。

鵞足炎施療

足が着けないほどの人は、膝の曲げ伸ばしや内外回しも痛く、当初は安静とアイシングと共に下肢を一本の棒状態で中央、できる範囲の内旋、外旋で神経と筋肉の促通を行い、膝屈曲は痛みが最小の所で曲げて膝裏の腱を軽く圧して緩ませる施術を行い、1か月程度で膝を曲げて歩けるようになり、段階的に施術は変えていき、2~3か月程度で良くなります。

セルフケアとして膝下に巻いたタオルを置いて中央、内旋、外旋とできる範囲でタオルを膝裏でほとんど動かさずに押す筋肉運動をして筋肉の衰えを防止します。これも段階的に変えていきます。

http://aozora-youtsu.com/2025/11/post-bb7f.html

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