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胸郭出口症候群と手根管症候群/あおぞら整骨院の見解/一般医療ニュース

肩腕手の痛み、しびれ、脱力「胸郭出口症候群」から「手根管症候群」/あおぞら整骨院/一般医療ニュース(m3.com)

正確な診断で正しい治療 手肩のしびれ/5止 あなたの処方せん/19

2010年10月29日   提供:毎日新聞社

あなたの処方せん:/19 手肩のしびれ/5止 正確な診断で正しい治療

 肩から手にかけての慢性的な痛みやしびれを起こす胸郭出口症候群と似た症状を起こすものに、手根管(しゅこんかん)症候群と肘部管(ちゅうぶかん)症候群がある。

 手根管は手首にあるトンネル状の器官で、5本の指の曲げ伸ばしをする神経と筋肉でできた腱(けん)が通っている。この部分で腱が腫れ、神経が圧迫されることで、親指から薬指の縦半分の中指側までの部分にしびれが生じる。原因には女性ホルモンの減少が関係し、更年期や出産直後の女性に症状が多くみられる。ステロイド注射などで治療するのが一般的だ。

 また肘部管症候群はひじにある肘部管を通る神経が圧迫されて起こる。ひじをぶつけると、指先までのしびれを起こす部分で、骨が変形して神経を圧迫するようになると、薬指の小指側と小指がしびれる。大工や運送業などひじをよく使う人に起こるほか、老化による骨の変形も原因となる。

 胸郭出口症候群の患者を多く手術している関西医大滝井病院の齋藤貴徳教授(整形外科)は「胸郭出口症候群は、病名としては昔から知られているが、きちんと最後まで治療した経験のある整形外科医は少ない。手根管症候群や肘部管症候群などに間違って診断されて治療を受けても、患者は治った実感を得られないまま、治療をあきらめてしまっている」と指摘する。

 連載1回目で紹介した大阪府の学校給食調理員の女性(40)は、治療法を求めて、病院を転々とする中、2カ所目の吹田市の病院では、手首の検査をしただけで「手根管症候群」と診断され、痛み止めの注射を受けた。「すぐに治る」と医師に言われたが、逆に1週間ほど痛みが激しくなっただけで治らなかった。「ちゃんと診断してもらえなかった」と今も憤りを隠さない。

 齋藤教授は、主に神経内科で使われる筋電計を使い、神経に伝わる電気信号を調べることで、胸郭出口症候群を診断している。「この方法で診断している整形外科の病院はまだ少ない。手肩のしびれが整形外科で改善されないときは、胸郭出口症候群の可能性も考えてほしい」と話している。=おわり(高野聡が担当しました。11月1日からは「腰痛」です)

[あおぞら整骨院]

胸郭出口症候群

胸郭出口症候群は上肢に抜ける神経の出口が小胸筋の硬縮により阻害され、それがために上肢に強い脱力と痺れを発する症状。

(現代医学的鍼灸治療より)

胸郭出口症候群の特徴

程度の差はあるがほぼ同時に両上肢に症状が出る。中期以降、多くの場合、手根管症候群を合併する。

胸郭出口症候群のなりやすい人

女性、猫背、なで肩、いかり肩、前かがみでの作業の多い方。

胸郭出口症候群は何故なるのか

発症の引き金は小胸筋の硬縮です。女性は乳房が存在しますので、ある年齢になるとそれが小胸筋に継続的な等尺圧をかけるようになります。猫背、なで肩、いかり肩の体型の方は圧迫度が大きくなり、その結果、いったん硬縮すると小胸筋の休まる姿勢がなくなります。

胸郭出口症候群の症状

程度の差は多少あるものの、両上肢にほぼ同時に症状がでます。最初は強い慢性の肩凝りから始まり、次に両腕のだるさ、最後に両手掌のしびれ、痛みです。この時点で、かなり握力が低下してます。この症状は進行性のもので、中期以降になると多くの場合、手根管症候群http://aozora-youtsu.com/2009/10/post-4dfd.htmlを合併します。

胸郭出口症候群の施術

小胸筋の硬縮の解消に伴う胸郭出口の確保に見合うように、腕神経叢の賦活をはかる。

筋整復法による。

胸郭出口症候群と間違いやすい疾患

頸椎症http://aozora-youtsu.com/2009/08/post1771.html,http://aozora-youtsu.com/2009/08/post-0630.html

頸椎椎間板ヘルニアhttp://aozora-youtsu.com/2009/07/post37e1.html

斜角筋症候群http://aozora-youtsu.com/2009/08/post-b964.html

初期の関節リウマチ ‐ 両方の手の朝の手指のこわばりは似てますが、関節の痛みと腫れと熱感をリウマチの場合は伴うので、関節リウマチの心配な方はリウマチ科か整形外科で検査をしてもらうとよいでしょう。

あくまでも、頸椎に問題がある訳ではありません。

胸郭出口症候群の臨床的見解

男性にも、前かがみで常に手腕に負担がかかる作業をしている方でありましたが、ほとんど女性で介護で介護者を抱えることが多いとか、乳児を母乳で育てているお母さんが特に多いです。

特に朝の起床時の両腕のだるさや腕の痛み、手のひらから指の痺れ、手指が強く握れないなど。

最近、パソコンや携帯など前かがみの姿勢になり易く、猫背の姿勢の方が多く、その為か慢性の肩凝りを有している方が多いのも現状だ。

胸郭出口症候群と他疾患の合併

斜角筋症候群は特にその傾向があります。肥満ぎみの人や急にウエストが太くなった人は斜角筋症候群になりやすいのですが、そういう人は猫背の方が多いからです。斜角筋症候群は肋間筋の筋機能低下、つまり筋肉が下がり斜角筋が牽引されて起こるのですが、胸郭出口にも多かれ少なかれ影響します。ただ問題がある所は違うので段階的に治療していきます。

問題のある所は、斜角筋症候群は肋間筋と前鋸筋、胸郭出口症候群では小胸筋です。

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