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運動、食事も重要 COPD/5止 あなたの処方箋/72
2011年1月21日 提供:毎日新聞社
あなたの処方箋:/72 COPD/5止 運動、食事も重要
COPD(慢性閉塞(へいそく)性肺疾患)患者は、発症後は常にCOPDとともに生活を送ることを余儀なくされる。「そのためには患者自身が病気を理解し、病気に向きあうセルフケアが基本」と木田厚瑞(こうずい)・日本医大教授(呼吸器病学)は指摘する。
木田教授が挙げるセルフケアの柱は、これまでに挙げた(1)病気の理解(2)禁煙(3)薬物療法(4)急激に症状が悪化する「増悪」の予防の四つに加え、(5)運動療法(6)栄養療法の6項目だ。
運動療法は、COPDによる呼吸困難に対処するための筋力、体力を維持するために重要だ。「動くと息切れするから」と運動しないでいると筋力が衰え、食欲もわかない。その状態が続くとさらに息切れが悪化するという悪循環に陥る。最適な運動はウオーキング。脚を鍛えることで、横隔膜が強化され息切れが軽くなる。
呼吸法にもコツがある。鼻から息を吸い、口を軽く開いて、吸う時の3~5倍の時間をかけて長めに息を吐く「口すぼめ呼吸法」や、腹式呼吸が効果的だ。
症状が悪化すると、酸素ボンベを使った在宅酸素療法を受けることになる。携帯用の酸素ボンベと鼻をチューブでつないだ姿は「重病人」のイメージが強いが、木田教授は「むしろ酸素療法で呼吸を楽にして、運動を続けた方が、本人にとってよい状態を保てる。酸素療法はリハビリテーションの一つと理解することが大切」と指摘する。
食事も重要だ。COPD患者は息切れや運動不足を理由に小食になりがちだ。その結果、体重が減少すると増悪が起こりやすくなる。「体重1キロ当たり30~35キロカロリー」を目安に、高エネルギー、高たんぱくの食事をとる必要がある。適した食材として、高エネルギー食品には乳製品やナッツ類、良質のたんぱく質には肉や魚、大豆などがある。
木田教授は「COPD治療は、医師や看護師だけでなく、栄養士や理学療法士などさまざまな専門家がチームを組んで、患者を支援する必要がある」と話している。
[あおぞら整骨院]
呼吸器系疾患
下肢筋群整復、胸郭アプローチ、斜角筋整復、前鋸筋整復、上後鋸筋整復
下肢筋群の筋整復で心臓への循環の負担を少なくすること
胸郭(肋間筋群、横隔膜)、斜角筋群、前鋸筋、上後鋸筋で呼吸器系の負担を少なくすること
指導
生活習慣の改善
http://aozora-youtsu.com/2009/12/post-62de.html
呼吸
深呼吸をの仕方
呼吸数
安静時の成人では1分間に約12~20回、新生児で速く、成熟に伴って減少。
安静時の1回換気量を500ml、呼吸数を16回とすると、1分当たりの換気量は500ml×16=8
リットルとなる。
運動時の1分間当たりの換気量は安静時の10倍にも達する。
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