痛風/食事や運動、ならない様に生活習慣の改善を/一般医療ニュース
長期間服薬し、尿酸値コントロール 痛風/4 あなたの処方箋/81
2011年2月3日 提供:毎日新聞社
あなたの処方箋:/81 痛風/4 長期間服薬し、尿酸値コントロール
痛風の治療は大きく分けて2段階ある。発作が起きたら、まず抗炎症薬で関節の炎症を抑える。その後は尿酸降下薬を長期間服用し、血液中の尿酸濃度(血清尿酸値)を下げていく。谷口敦夫・東京女子医科大付属膠原(こうげん)病リウマチ痛風センター教授は「最初の発作時に尿酸降下薬を飲むと、かえって痛みが悪化することが多く、やめた方がいい」と話す。
東京都内の男性会社員(37)は昨年12月下旬、朝起きると右足親指の付け根が赤く腫れ、「経験したことのない、刺されたような痛み」があったため、都内の診療所に駆け込んだ。尿酸値が1デシリットルあたり9・8ミリグラムとかなり高く、痛風と診断された。
ステロイド薬の静脈注射を打ち、抗炎症薬を服用。2日後には痛みが消えた。以降は尿酸降下薬を1日1~2錠飲む一方、酒量を減らし、休肝日を設けるようにした。それまではビールをジョッキ2杯と酎ハイ約1リットル程度の量を毎日のように飲んでいた。現在も通院中だが、尿酸値は徐々に低下しているという。
谷口教授は「ステロイド薬は、糖尿病を併発していると病状が悪化する恐れがあるなど、患者によっては使用を避けた方がいい」と指摘。また、「発作は一度治まれば半年から1年程度は起こらないが、治療をやめてしまうと尿酸値が上がって再発する可能性が高い。尿酸値のコントロールを根気よく続けてほしい」と訴える。
発作時に自分でできる対処法は、患部を氷などで冷やし、足を心臓より高い位置に上げて安静にする。市販の鎮痛薬は効かない。動けるようになったら、なるべく早く医療機関を受診することが勧められている。
プリン体控え、運動で肥満防いで 痛風/5止 あなたの処方箋/82
2011年2月4日 提供:毎日新聞社
あなたの処方箋:/82 痛風/5止 プリン体控え、運動で肥満防いで
痛風を予防・改善するには、食生活のコントロールが基本となる。尿酸のもとになるプリン体を取りすぎないだけでなく、肥満を防ぐことが重要だ。
プリン体はレバー類や一部の魚介類などに多く含まれる。酒では紹興酒やビールに多い。1日の飲酒量は日本酒で1合、ビールでは500ミリリットル、ウイスキーなら60ミリリットルまでが望ましいとされる。谷口敦夫・東京女子医科大付属膠原(こうげん)病リウマチ痛風センター教授は「プリン体を過度に制限すると、必要な栄養も取れなくなる恐れがあり、『食べ過ぎない、偏らない』食事を心がければいい。酒は種類に関係なく飲み過ぎは良くない」と指摘する。
肥満解消には適度な運動も必要だ。ウオーキングや水泳などの有酸素運動を目安として1回30分以上、週3回程度続けると効果的とされる。ただ、激しい運動はかえって血液中の尿酸値を高める恐れがある。筋肉などの新陳代謝が活発化してプリン体が短時間で蓄積される一方、汗を多くかいて尿酸排せつを促す尿が出にくくなるためだ。赤坂中央クリニック(東京都)の日高雄二院長は「自分のペースで無理なく長期間続けられる運動を選んでほしい」とアドバイスする。
このほか、規則正しい生活リズムやストレスをためないことも尿酸値の上昇を抑えるポイントとなる。
日本痛風・核酸代謝学会は19日午後6時から、東京・新宿の京王プラザホテルで市民公開講座「痛風の予防と治療の最前線」を開く。入場無料で、参加者を募集している。入場整理券が必要。申し込みは痛風財団事務局(03・3597・9394)へ。
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■プリン体が多い食品
魚の干物、干しシイタケ、白子、レバー、エビ、カツオ、イカ、カキ、メンタイコ、マグロ、紹興酒、ビール
■プリン体が少ない食品
卵、チーズ、イクラ、さつま揚げ、豆腐、コメ、ナメコ、空豆、オクラ、焼酎、ウイスキー、ワイン
(m3.comより)
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