更年期 特集 前向きに捉える - 横浜市で腰痛 坐骨神経痛解消の整骨院

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更年期 特集 前向きに捉える

更年期、特集で転載しています。

更年期を前向きに捉える

女性ホルモンは、生殖機能のみならず身体のあちらこちらに大切な働きをしています。女性ホルモンの消退がかかわるさまざまな身体のトラブル。その幅広さ、多様さは驚くほどです。

● 心も身体も大きな曲がり角にさしかかる、更年期。

「更年期」という言葉は、どちらかというとマイナスのイメージで捉えられることが多いのではないでしょうか。確かにこの時期には、イライラして怒りっぽくなったり、気持ちが沈んでやる気がなくなったりすることがあります。また月経が不順になり、やがて閉経を迎えると、「もう女性ではなくなってしまった」かのように感じられる方もいるようです。でもこういったでき事は更年期のほんの一部分でしかありません。じつは更年期の女性は、身体的にも精神的にも、とても大きな変化の時期にさしかかっているのです。
更年期に起こる身体的変化の背景は、卵巣から分泌される女性ホルモン(エストロゲン)の消退です。従来エストロゲンは、月経・妊娠・出産といった女性の生殖能力に関わるホルモンとして位置づけられていました。従って更年期になって閉経を迎えることは、月経や妊娠の可能性がなくなることであり、それ以上の意味はないと考えられていたのです。
しかし20年ほど前から、エストロゲンは妊娠や出産とは直接関係のない臓器に対しても重要な働きをしていることがわかってきました。現在、エストロゲンが作用する臓器として知られているものには、乳腺や生殖器以外に、骨、心血管系、尿道や膀胱の一部、脳、皮膚などがあります。
エストロゲンはこれらの臓器が正常に機能するために必要であり、閉経してエストロゲンが消退すると、骨粗しょう症や動脈硬化性疾患、排尿障害、性交障害などさまざまな病態が急速に進行することが明らかになってきたのです。

● 社会や家庭での環境変化が及ぼす精神的ストレスの問題。

一方、更年期の女性には心理的、社会的にも複雑な問題が押し寄せてきます。夫の定年や子供の自立、年老いた親たちの介護問題などは家族の関係に変化を与え、ライフスタイルそのものの見直しを余儀なくさせます。仕事を続けてきたキャリアウーマンの場合は、職場での責任が増大し、上司や部下との関わり方にフラストレーションを感じることも多くなるでしょう。また身体面での変化は、健康に対する自信の喪失や老化の意識を引き起こし、「やりたくても身体がついていかない」という焦燥感や将来への不安の原因となります。このような問題が積み重なり、解決されないままになると、深刻な抑うつ状態や神経症に陥ったり、それまで大切にしてきた人間関係が崩壊するような事態が起こったりして、その後の人生に大きな影響を与えることもあるのです。
更年期の心身の変化について簡単に述べましたが、この時期が女性の一生(ライフサイクル)のうちで、大きな曲がり角の時期にあたることがおわかりいただけたと思います。この曲がり角は、年を重ねていくうえで避けて通ることはできませんし、後戻りすることもできません。現実から目をそらさず、曲がり角の向こうにある第二の人生にむけて、新しい適応方法を考えることが大切です。更年期はあなたがこの曲がり角にさしかかったことを示す道標といえるのかもしれません。

● 更年期からはじまるさまざまな身体のトラブルと病気。

●更年期障害 更年期障害は閉経前後におこる不定愁訴の総称です。一般に不定愁訴というのは器質的疾患がない、すなわち客観的に捉えにくいというのが特徴で、それだけに本人には一層つらく感じられます。更年期障害は(更年期女性の不定愁訴)多彩な症状がありますが、主なものはのぼせ・発汗を中心とする自律神経失調症状と、情緒不安定、抑うつなどを中心とする精神神経症状です。
前者はエストロゲンの消退という内分泌学的要因と個人の持つ自律神経性素因が、また後者は前項で述べたようなさまざまな環境の変化と個人の性格的素因があいまって発症すると考えられていますが、これらの要因が相互に影響を及ぼしあって症状を複雑にしているというのも更年期障害の特徴です。更年期障害の治療は薬物療法と精神療法(カウンセリング)を組み合わせて行いますが、この年代は更年期障害と似た症状を示す疾患も多く見られる時期ですから、更年期障害として治療を始める前に、更年期障害以外の疾患がないことを確認しておくことも大切です。

‐不定愁訴‐

自律神経失調症:熱感、冷汗、発熱、動悸、頻脈、徐脈、頭痛(頭重)、知覚異常、睡眠障害、耳鳴り、めまい

精神神経症状:精神不安定、憂うつ(抑うつ)、怒りっぽい、気力減退、記憶力減退(物忘れ)

皮膚・粘膜:皮膚異常感、口内乾燥感

運動器官系:肩こり、腰痛、関節痛、筋肉痛

泌尿生殖系:頻尿、残尿感、帯下、性交障害、外陰掻痒感  身体代謝障害症状

消火器系:食欲不振、腹痛、悪心、嘔吐、便秘、下痢

その他:疲労感

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骨粗しょう症

最近骨粗しょう症に関する関心が高まっていますが、閉経を迎えた女性には特に予防を心がけていただきたい疾患です。骨は代謝の活発な臓器で、常に吸収と形成をくり返しています。この吸収と形成のバランスがとれている間は骨量は一定に保たれますが、バランスが崩れ、吸収が形成を上回ると次第に骨量が減少し、ついには病的に骨量が減少した状態、すなわち骨粗しょう症に至ります。
骨粗しょう症になると、長い時間同じ姿勢をしていた後に腰が痛むとか、身長が低くなるといった症状が現れますが、最も重要なのは骨折です。年をとってからの骨折は回復が遅いばかりでなく、呼吸障害や痴呆症状、寝たきりなどの原因になります。
骨粗しょう症は女性に多い疾患です。その理由はもともと女性は男性に比べて骨量(最大骨量)が低いことに加え、閉経後、急速に骨量が減少する時期があるからです。 これはエストロゲンが骨代謝のバランスを維持する働きをしているため、閉経とともに骨代謝のバランスが崩れ、急速に骨量が減ってしまうのです。
骨量減少は食事や運動といった生活上の注意である程度進行を遅らせることができますし、ホルモン補充療法その他の薬物療法による治療も行われるようになりました。最大骨量や閉経前後の骨量減少速度には個人差がありますが、40歳を過ぎたら年に1回程度骨量を測定し、骨粗しょう症を予防する生活を心がけましょう。
動脈硬化性疾患 動脈硬化というのは、動脈の壁にコレステロールが沈着し、動脈壁の弾力性が失われ、血液の循環が悪くなる病態です。
心臓、脳、腎臓などの重要臓器でこの病態が進行すると、虚血性心疾患や脳卒中、腎不全などの生命に関わる疾患に至ります。動脈硬化性疾患の発症には複数の要因が関与していますが、因果関係がよく知られているのは高脂血症です。血清のコレステロール値が高くなるほど虚血性心疾患や脳卒中の発症率が上昇します。
動脈硬化性疾患は一般に男性に多い疾患ですが、女性でも閉経を過ぎると発症頻度が急激に上昇します。それはエストロゲンが脂質代謝を改善し、高脂血症を予防する働きをしているため、閉経すると血清中のコレステロール、とりわけ悪玉コレステロールと呼ばれるLDL‐コレステロールが上昇し、動脈硬化が進行しやすくなるからです。最近ではエストロゲンが動脈壁に直接作用して血管をまもる働きをしていることも明らかになっています。
泌尿生殖器の萎縮症状 閉経後数年たつと、尿失禁(尿漏れ)、頻尿・残尿感、性交痛などの症状が出現しやすくなります。これらの症状は、たとえあっても病院を受診しない方も多いため正確な頻度はわかりませんが、かなりの女性が悩んでいるのではないかと推測されます。
尿失禁の中で、手術や神経系疾患の経験がない女性に多いのは、咳やくしゃみなど腹圧のかかったときに尿が漏れる腹圧性尿失禁と呼ばれるタイプのものです。これは骨盤底の筋肉や靭帯がゆるんで、膀胱や尿道を正常の位置に支えきれなくなるためにおこります。軽度のものは骨盤の筋肉を閉める体操でかなり改善します。が、重症例や子宮・膀胱が下がっているような場合(子宮・膀胱下垂あるいは脱)は薬物療法や手術療法を考える必要があります。
尿失禁や子宮・膀胱下垂がないのに頻尿や残尿感が続き、慢性膀胱炎などと呼ばれることがあります。また性交時の痛みや出血などのため、夫婦生活に支障をきたすことも珍しくありません。これらの症状はエストロゲンの消退後、膣や尿道、膀胱の一部の粘膜が萎縮するためにおこります。ひとりで悩んでないで相談してみてください。
老人性痴呆(アルツハイマー病) 痴呆は脳の神経細胞が死滅することによって記憶や知能が障害される病態で、数年前にアメリカの元大統領が自ら罹患していることを公表して話題になりました。残念ながらこの病態の原因や治療法はまだ良くわかっていません。
しかし数年前からアメリカで、ホルモン補充療法を受けている女性に痴呆の発症率が少ないことが報告され、エストロゲンと脳機能の関係がにわかに注目をあびるようになりました。痴呆の病態が解明されるにはまだ長い時間が必要ですが、最近では、エストロゲンが脳の血流量を増やしたり、記憶力を改善したりする効果があることが分かってきています。(m3.comより)

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自律神経系のトラブルは骨盤・背骨調整(骨盤調整法、動体療法)による施術。

尿漏れや子宮下垂に対する骨盤筋の骨盤底筋の賦活、尾骨整復等の施術。

http://aozora-youtsu.com/2014/07/post-f16d.html

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