五十肩(癒着性関節包炎)
五十肩
癒着性関節包炎
この症状は一般的に五十肩と呼ばれていますが、正式には癒着性関節包炎です。
したがって、治療は関節包の癒着解消です。
発症原因
副腎系ホルモンのバランス変化が大きな原因です。
それゆえ、この症状は更年期性疾患です。
更年期性障害は痛みの領域でも多数あります。
更年期の症状と言えば内科的なものばかり考えがちですか、痛みの領域にも沢山あります。
その殆どが加齢性代謝異変より生ずる痛みの疾患です。五十肩はその中でも代表的な疾患に挙げられます。
肩関節は筋肉だけでは動きません。関節包の伸展・収縮が必要です。
肩関節の動きは筋肉の動きによるものと関節内の関節包が伸び縮してはじめて動きます。これは他の関節でも同じですが、肩関節はソケット関節で他の関節みたく靭帯ではなく筋肉によて100%守られているからです。したがって、周りの筋肉に内的状況に大きな変化が起これば関節包は過敏に反応します。反応は、関節可動域を狭くすることにより周囲筋の動きを制限しようとします。このため、関節包の伸展障害、次に関節包の過剰収縮で、最後に関節包の癒着です。これは関節の自己防衛反応で関節の安全を計ろうとして過剰になりすぎた結果です。
筋肉の内的状況の変化とは、副腎皮質系ホルモンの分泌変化が原因です。
人は50歳代前後で例外なく内分泌代謝のバランス変化を行います。特に副腎皮質ホルモンは顕著に変化します。そして筋肉の内的状況もこの時大きく変化します。だからといって全員が発症する訳ではなく、その人にとって許容しうる限界を超えた時発症します。それゆえ、代謝性の原因にもかかわらず、発症する人としない人、発症した人の症状の程度に大きな個人差があります。
症状
最初は肩が重い感じが、腕が上がらなくなり20度くらいしか上がらない程度の人もいます。
夜間痛も特徴で夜寝ていてズキズキして痛み、眠れなかったりします。。
肩が前方へいっていて、筋緊張状態です。
治るまで一か月ぐらいの人から一年以上かかる人もいます。自然に治る人もいれば、治っても肩の動きの制限が残る人もいます。したがって、年齢的にも原因が見つからない肩の痛みは早めの対処が必要です。進行性です。
治療
筋緊張があるので強い刺激は返って一層の筋緊張が襲います。
関節包の癒着は理学的な手段で施術を行います。
筋は微弱な刺激であっても筋紡錘や腱紡錘などいわゆる固有受容器を通れば刺激は正確に中枢へ伝わります。
副腎皮質系のホルモンにインパクトをかけるには微弱な刺激で十分に効果があります。
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