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子宮後屈Q&A生理痛や腰痛、便秘
Q,子宮後屈で生理痛と腰痛が酷い。便秘もある。
A、子宮後屈によって腰痛や生理痛、便秘が酷い場合は、整体で骨盤調整(尾骨を含む)をする事で症状が緩和されることがあります。腰痛・生理痛の原因が子宮内膜症や癒着ではなかった場合、整体で症状を緩和する方法も選択肢の一つです。
子宮の後屈に伴ない直腸の方へ向いているため、経血の排出に無理がかかり生理痛がひどかったり、便秘になったり、骨盤も後傾になっていることが多く腰痛になったりする。
子宮が腹側に向いているものを子宮前屈、背側に向いているものを子宮後屈といいます。
子宮前屈の方が一般的で、大体でいうと女性の3分の2は子宮前屈、残り3分の1は子宮後屈の状態だと言えます。
子宮後屈は、子宮後転症(子宮後傾後屈症)と呼び、大部分は可動性のもので病気ではありません。
子宮後屈は若い女性に多く、妊娠・出産によって正常な位置に戻るケースも少なくありません。
子宮後屈では、子宮が背側に片向いているため、経血を下から上へ押し上げて排出しなければならず、強い月経痛が起こることがあります。
仰向けに寝ていると、さらにこの傾向が強くなりますので、うつ伏せで休むと経血がスムーズに腟のほうへ流れて行くようです。
また月経直前は子宮が大きくなるのですが、後屈が強いと骨盤内で周囲の血管を圧迫して血流が悪くなり、腰痛を起こすこともあります。
この子宮後屈自体は、病気でも何でもなく、子宮の個性のようなものです。
昔は、子宮が後屈になっていると妊娠しにくいと言われていて、子宮後屈を手術して前屈にしていたこともあったそうです。
子宮後屈だからといって、特別に妊娠しにくいとか問題となるようなことは無いので、今はもう、手術して前屈にするようなことはしていません。
ただし、子宮内膜症が原因となって子宮が後屈になっている場合だと話は違ってきます。
子宮の裏側で腸管との間にできている部分をダグラス窩と言いますが、ここは子宮内膜症がよく出来る場所なため、この部分で子宮が癒着してしまい、子宮が後屈になっているという場合があります。
子宮内膜症が原因の子宮後屈では、生理痛がひどく、生理中でなくても生理痛のように痛む、性行時痛がある、排便時に痛む、下痢をしやすいなどの症状が出てきます。
この場合は癒着をはずし、子宮を元の位置に戻す手術が必要になることがあります。
腹腔鏡や開腹手術によって、短縮した靱帯を切断したり 癒着をはがしたりするだけでも症状が軽快になります。
子宮後屈の角度によっては不妊になる
子宮後屈の角度と不妊には関係があると言われています。子宮後屈の角度によっては、膣内に射精された精子が子宮の中に入って行くのが難しくなっている場合があります。
子宮後屈によって腰痛や生理痛が酷い場合は、整体で骨盤調整をする事で症状が緩和されることがあります。腰痛・生理痛の原因が子宮内膜症や癒着ではなかった場合、整体で症状を緩和する方法も選択肢の一つです。
施術治療
子宮後屈は骨盤も後屈になっているので骨盤傾斜を正しい位置に施術します。後屈は骨盤傾斜が深腰になっていて椎体がたっている状態です。骨盤筋群と脊柱起立筋の連携を正しく働くように骨盤傾斜を正しい位置に習慣的に調整することにより症状の緩和を図ります。
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