尾骨と骨盤底筋について - 横浜市で腰痛 坐骨神経痛解消の整骨院

あおぞら整骨院

その他, コラム, 腰痛・肩こり・頭痛コラム

尾骨と骨盤底筋について

尾骨

尾骨の位置はお尻の割れ目から肛門の方にある骨です。

Kimg0157_liKimg0140

Kimg0143_li

尾骨は3~5個の尾椎が癒合したものです。4足動物でいう尻尾(しっぽ)にあたる所です。

仙骨は仙椎が5つ癒合してできた骨です。15歳から18歳頃から癒合が始まり34歳くらいで一体化します。尾骨も3個から5個くらいの尾椎が癒合してできた骨です。

尾骨の外側後面には大殿筋の一部、外側前面には尾骨筋、下端外側前面には肛門挙筋、下端後面には外交門括約筋がそれぞれ着きます。

仙骨と尾骨の間で仙尾関節をなして、人ではわずかな動きがありますが、ここが癒合している人がいます。仙尾関節が癒合して仙骨と尾骨が一体化しているとお尻を打った時など骨折しやすいと推測されます。

尾骨には、仙骨と可動関節があり仙尾関節という。この関節の主な動きは前と後ろだが、左右横へ曲がる 動きと回旋も少しは可能だ。わずかな動きだが、その動きを生み出す筋肉の働きは、骨盤底に重要な結果をもたらす。

股関節の可動域や、直腸、肛門、膀胱の健全な機能に影響し、痛みや腰の疲労へとつながることもある。

もっとも健全で機能的な尾骨の動きは、仙骨から頭までの背骨全体の痛みのパターンを左右する。


Kimg0152_liKimg0305_li

尾骨は人体にとって重要

  • 脊髄神経の硬膜が尾骨の強い付着点。
  • 尾骨が偏位していると内臓の機能も低下する。
  • 尾骨には多くの靭帯が付着している。
  • 背骨の前縦靭帯と後縦靭帯は尾骨まで付いている。
  • 体幹の深部の筋肉で下で内臓を支えている骨盤底筋群は重要である。

内臓を必要な位置に留まらせるための支点となっている。もし尾骨を除去すれば、半分以上の人間が内臓器官で下垂が生じるか、脊椎系に問題が生じるという
Kimg0176_li_2Kimg0175 

尾骨は多くの筋膜が付着しているところであることに加え硬膜の付着点であることが重要です。

従ってゆがみをとり関節の軸を合わせることが大切なのです。

Kimg0235_liKimg0234_li_2
Kimg0237Kimg0236

尾骨の役割

動物は長めの尾っぽでバランスをとったり、つかんだり感情を表したり、推進力を増したりしています。

人はバランスもありますが下で内臓を支える支点となっています。

Kimg0176_li_2_2

Kimg0233_liKimg0276_li_2

肛門挙筋①②③S2~S4の陰部神経支配

①恥骨直腸筋

起始は恥骨結合の両側の恥骨上枝 。停止は肛門直腸結合をぐるりと取り巻き、外肛門括約筋の深部と絡み合っている 。

恥骨直腸筋は排便の抑制に働き、外肛門括約筋を助けて、肛門を閉じた状態に保ちます。 この筋は、恥骨結節の両側の恥骨上枝から起こり、後方に向かい尿生殖器と消化器の管を過ぎて、直腸をぐるりと取り巻くように走り、そこで筋線維が外肛門括約筋の深部と絡み合います。

②恥骨尾骨筋

起始は恥骨(恥骨直腸筋の起始の外側)。 停止は肛門尾骨靭帯、尾骨。

恥骨尾骨筋と腸骨尾骨筋の正常な走行はほぼ水平で、直腸と膣の上方2/3を挙筋板状(恥骨尾骨筋と腸骨尾骨筋は、肛門の後方で癒合して挙筋板を形成します。)に保持し、腹圧が直接筋膜や靭帯などの支持組織にかからないように保っています。

③腸骨尾骨筋

起始は内閉鎖筋筋膜(および肛門挙筋)の腱様弓。 停止は腸骨尾骨筋縫線、尾骨 。骨盤隔膜の作用は骨盤内臓の位置の保持

 腸骨尾骨筋は、内閉鎖筋筋膜や尾骨に付着しています。尾骨筋の力を借りて、尾骨を奥にしまい込む(動物が尻尾を脚の間に入れるような動作)ことが可能です。 内閉鎖筋筋膜と連結していることから、股関節と骨盤底筋群の働きは密接であることがわかります。

腸骨尾骨筋などの筋緊張が高い状態では、股関節の動きも円滑に出ないように感じることもあります。 肛門挙筋だけに限りませんが、筋肉は収縮と弛緩があって初めて本来の機能を発揮することができます。

Kimg0281
Kimg0277_liKimg0280_li

肛門挙筋①②③

①恥骨直腸筋②恥骨尾骨筋③腸骨尾骨筋

恥骨直腸筋

恥骨直腸筋の働き(上の図)

Kimg0278

肛門挙筋 上が男性、下が女性 漏斗状で尾骨から肛門まで女性の方が長い。会陰は男性の方が長い。

肛門は漏斗状の肛門挙筋の収縮によって引き上げられ、恥骨直腸筋の収縮によって直腸壁は前方、つまり恥骨方向に引っ張られ、それにより肛門直腸角(直腸と肛門の間の屈曲)が鋭角になるため、肛門管が閉鎖されます。

肛門挙筋の働きと役割

 肛門挙筋全体の持続的な緊張保持により尿生殖裂孔が閉鎖し、骨場内臓器支持・排泄のコントロール。 

肛門挙筋においては、弛緩しすぎていた場合、肛門管が十分に閉鎖されずに失禁をしてしまう可能性があったり、骨盤臓器下垂や脱出になったりします。 反対に、常に収縮していて緊張が高くなっている場合は、筋肉がゆるめられずに便秘になってしまったり、肛門挙筋症候群の様な陰部や肛門、尾骨に痛みを出したり、排便の際の過度な息みにつながり、痔になったりします。

妊婦さんであれば尾骨が奥に入っている(尾骨骨折により曲がることや姿勢の悪さで尾骨の曲がるなど)と、十分な産道を確保することが出来ません。 そのため、緩ませることと、収縮させること両方が必要なのです。

肛門挙筋に異常があれば股関節の動きにも制限がかかってしまう。

あおぞら式逆腹式骨盤底筋体操 仰臥位(仰向け)

膝を立てて、床にお尻はつけたまま肛門、膣を締め上げるイメージで下腹部を凹まして内臓を上げていく、お尻には力を入れない。鼻から息を吸いながら約5秒で行う。口から吐きながら5秒で緩ませる。

骨盤底筋を呼吸法と共に腹圧を上げずに緊張と弛緩をさせ、骨盤底筋の働きを良くする。と共に内臓を動かすので内臓の働きを良くし、呼吸を強制的に行うので呼吸器、循環器系の働きを良くする。

膣は締め上げられ、子宮が上がる。

緩んだ子宮は笑ったり、力んだりすると腹圧が上がり子宮が下がる。

腹圧を上げずにやることで子宮を上げ、内臓を動かすのがこの体操。

2~3カ月は寝る前に継続して行う。

http://aozora-youtsu.com/2020/01/post-13af.html

 

この記事を共有する

腰痛・坐骨神経痛を解消したい方へ

横浜市,鶴見駅の整骨院

土日・祝日も営業 開業25年の信頼と実績 鶴見駅より徒歩4分 平日20時まで営業 体験談多数掲載中